芸歴7年目以下の若手芸人がしのぎを削る「神保町よしもと漫才劇場」で、ドンデコルテ(左 小橋共作、右 渡辺博基)がランキングバトルで1位となり、劇場9番目の最上位クラス「花」入りが決まりました。芸歴12年目の渡辺と芸歴7年目の小橋。新たにコンビを結成して2年目の2人が、さらに上を目指す決意を語りました。

上位から「花」「鳥」「風」「月」と分けられている東京・神保町よしもと漫才劇場のランキングシステム。2月27日(土)に開催された決勝バトル『頂~鳥~』で1位となったドンデコルテは、令和ロマン、ネイチャーバーガー、9番街レトロ、ぼる塾、ナイチンゲール、ナミダバシ、素敵じゃないか、金魚番長に続いて、9番目の「花」入りとなりました。

1位発表に客席から納得の拍手

今回の『頂~鳥~』で熱いバトルを繰り広げたのは、ドンデコルテを含めた全10組。3位は毎回、『頂~鳥~』に進出している演技派コント師のオフローズ(カンノコレクション、宮崎駿介、明賀愛貴)。2位は独特な世界観を存分に活かしたコントで魅了したオダウエダ(小田結希、植田紫帆)に。

1位となったドンデコルテは、一斉を風靡したタピオカショップを題材とした熱量の高い漫才を披露して笑いを起こしました。

ドンデコルテの名前が呼ばれた瞬間、客席からは納得の大きな拍手が。小橋は「嬉しいー!」と控えめに喜びます。そしてすぐに、3月25日にヨシモト∞ホールで開催するタモンズ、ゆにばーすとのライブ『Mを怨みMを憎みMに裏切られそれでもMに振り向いてもらう為の漫才ライブ』開催を告知するなど、早くも次の目標となる『M-1』を見据えているようでした。

「花」入りを素直に喜べない理由とは?

ライブ終了後、ドンデコルテに『花』クラス入りの感想や今後の展望を聞きました。

――おめでとうございます! いまの心境を聞かせてください。

渡辺 戦いの輪廻からようやく解き放たれました! 僕はこの輪廻の中で12年やってきましたからね、やっと転生解脱できたなという気持ちです。

小橋 なんなの? よくわからない言葉を使ってるのは(笑)。僕はまだまだ戦っていてもよかったんですけどね。『頂~鳥~』のようなバチバチするライブは楽しいので。けど、花へ上がれたことはもちろん嬉しいです。

渡辺 我々はコンビを組んでからあまり時間が経ってないので、ネタ数がほかの人より少なくて。毎月、『戦~風~』(予選バトル)で新ネタをおろし続ける中で、よかったものをこのライブでやるっていうかたちだったんです。だから、これまでの『頂~鳥~』では、花へ上がれないことより、いいネタをたくさん作らなきゃっていう気持ちのほうが強くて。

小橋 もちろん出来がいいものばかりじゃなく、ネタが飛んで2人であわあわした舞台もありました(笑)。

渡辺 しかも僕の場合、ここで「実った!」「結果が出た!」と喜んではいけないんです。さっきから言ってるように、7年目以下の神保町において僕は芸歴12年目。

――小橋さんの芸歴7年目に合わせて、神保町所属となっているんですよね。

渡辺 そうです。あと、いままでの同居人のほとんどが、賞レースで結果を残してるんですよ。いまはTHE GREATEST HITSの(フレンドリー)田崎とカゲヤマの益田(康平)と、かつてはネルソンズの青山(フォール勝ち)と相席スタートの山添(寛)と同居していまして。僕がここで、よっしゃー!とはしゃいでると、∞ホールにいる同期たちにチクられてしまうので、大はしゃぎはしません!

小橋 僕ははしゃいでます。なんせ1位ですからね。

――今後は自主ライブも開催できるようになりますが、どんなことをやりたいですか?

渡辺 新ネタライブをやりたいですね。新ネタをおろしたいけど『戦』でやるのはキツいなと思ってる後輩たちって、ほかにもいると思うんですよ。そういう奴らとタッグを組んでやっていけたら。

小橋 うん、そうだね。みんなで成長していけるようなライブができたらいいですね。

「最高の相方」の願いはかなった!?

――おふたりは『M-1グランプリ2019』に出場して、目標だった準々決勝まで進んだことからコンビを結成したんですよね。

小橋 そうですね。お互いコンビを解散していたので、コンビを組むために『M-1』に出ました。

渡辺 彼はそうです。私は当初、コンビを組みたいとは思ってなかったので。感触を調べるために、一緒に出たという感じでした。

小橋 たしかに僕が一方的に尊敬していただけで。で、『M-1』で準々決勝まで行けたらコンビを組みませんか、と誘ったんです。

渡辺 僕も、それなら出ましょうと答えました。

――以前、すゑひろがりずの南條庄助さんが、2019年の『M-1』決勝進出前に4人で神社へお参りに行ったと話していて。その中で、渡辺さんがいい相方に出会えますようにとお願いしたら、かなったと言っていたんです。

渡辺 出会いの木みたいなのがあって、そこにある相合い傘みたいなものに人の名前を書くんです。好きな人だけじゃなく、たとえばダウンタウンさんとか縁をつなぎたい人の名前を書いていいんですけど、みなさんがいろんな先輩方の名前を書かれている中、僕は「最高の相方」って書いたんです。

――おお!

渡辺 ただ、小橋くんが“最高の相方“”かどうかは、まだわかりません。

小橋 なにそれ? 最高でいいじゃん。

渡辺 相方は見つかりました。けど、最高かどうかは……。

小橋 目を合わせてくれよ!

――(笑)。最高の相方かどうかはわからないにせよ、1年半くらい一緒にやってみてどうですか?

小橋 僕はコンビを組んで、本当によかったです。

渡辺 僕も“漫才中は”いいと思ってます。けど、平場になると急にただの後輩になるんですよね。反論してくれる日はまだいいんですけど、なにを言ってるのかわからないときもあって。

小橋 自分でもなにを言ってるのかわからない日は、たしかにあります(笑)。けど、そういうときは助けてもらっているので、感謝してます。関係性も以前は先輩でしたけど、いまはほぼタメ口に近い感じで地元の先輩くらいの距離感でいられるようになりました。

渡辺 徐々に相方になっている感覚は日々ありますね。ただ、最高かどうかは、今年の『M-1』で確認したいと思います。

――やはり『M-1』で結果を出すことが、いちばんの目標ですか?

渡辺 はい、漫才で本当の“頂”を目指したいです。

小橋 もちろんいろんな活動をしたいですけど、最終的な目標は『M-1』優勝です。ただ、『キングオブコント』も出ます。僕、演技が下手くそで。演技力強化のためにも挑戦します。

渡辺 あと、僕らのことを知ってもらうにはメディアやSNSも頑張らないといけないなとも思っています。音声配信アプリ「stand.fm」で、毎週土曜日21時から『ドンデコルテの公式雑談』っていうラジオも始めました。シンプルにエピソード強化の意味もありますけど、ふだんの自分たちをよく認識するために、2人でいろんなことを話していこうと思っています。

小橋 あと、YouTube『ドンデコルテの公式チャンネル』も始めました。業界関係者の方々にも見ていただけるように、ネタをアップしていこうと思ってるんですけど、それだけじゃダメなのでいろんなことをやっていこうと思っています。

ドンデコルテの公式YouTubeチャンネルはこちらから。


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