Amazon Prime Videoの人気シリーズ『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』の最新作、シーズン9の配信が始まりました。プロデューサーのダウンタウン・松本人志に選ばれた10人の精鋭メンバーたちが、芸人としてのプライドを賭けた「本気の勝負」を繰り広げるこのシリーズ。今回は、初参戦となった椿鬼奴とお笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平に“あの日”の戦いぶりを振り返ってもらいました。

このシリーズは、自腹の参加費100万円を持って集まった10人の芸人たちが、密室で笑わせ合い、最後まで笑わなかった者が勝者となるという、まさにお笑いサバイバル番組。閉鎖された空間で極限まで高まった緊張感のなか、芸人たちの研ぎ澄まされた“笑い”の攻防が繰り広げられます。

2月26日(金)に配信が始まった「シーズン9」の参加者は、千原兄弟・千原ジュニア、フットボールアワー・後藤輝基、椿鬼奴、とろサーモン・久保田かずのぶ、サンシャイン池崎、チョコレートプラネット・長田庄平、あばれる君、ゆりやんレトリィバァ、霜降り明星・粗品、霜降り明星・せいやの10人。今回の賞金は、参加費の合計1,000万円に加え、お蔵入りした「幻の回」(のちに「Documentary of Documental」として配信)のキャリーオーバーで計2,000万円に。制限時間も2時間短縮されて「4時間」に変更されました。

ゆりやんの手数の多さに驚き…

――初参加のお2人ですが、事前に作戦は立てていたんですか?

鬼奴 自分で用意したものができないと嫌だったので、“スキができたら、なるべく早くやろう”ということばかり考えていましたね。

長田 自分の持ち味は小道具なので、小道具をいっぱい持っていって、試したい気持ちはありました。あと僕、ゲラ(笑い上戸)なんですよ。笑っちゃう前にぜんぶ出さないといけないので、序盤から攻めていく形になりました。

――長田さんは、相方の松尾駿さんが前作のシーズン8に出場しましたが、なにか参考になることはありましたか?

長田 まったくなかったですね。人が変わると空気もガラッと変わりますから、マジでわからないです。あとで、せいやに聞いたら「前回(シーズン7)と空気が違った」って話だったんで、“そうなんだ”と。僕たちは今回しか出ていないので、比較はできないですからね(笑)。

――松本さんが別部屋で観ている状況については、どう感じてましたか?

長田 やっぱり、松本さんが“ちゃんと笑ってくれているのか”って、そこも気になるところではありますよね。ほかの出場者は笑わないというスタンスなので、松本さんのリアクションが大事な部分かなと思います。ただ、最初は意識していたんですけど、やっている途中は気にできなかったですね。とりあえずやるしかない、というか。

鬼奴 配信されたシーズン9の本編も観たんですけど、“本当に助かる”って思いました。殺伐さを感じる現場だし、“スベっている現場を人に見られる”って思っていたけど、松本さんがこんなに笑ってくれるんだって。

長田 本当そうですよね。ありがたいです。

鬼奴 でもやっていると、そこまで意識できなくて、松本さんがあんな感じ(笑って)で観てくださっているって想像できれば、もっと思い切ってできたかもしれない、とは思います。

――ほかの出場者と、いざ対峙してみて感じたことを教えてください。

長田 ゆりやんのネタ数の豊富さには、ビックリしました。あばれる君と池崎に関しては、力みすぎて空回っていたのも逆に面白かったというか(笑)。とにかくテンション高くやっていましたし、自分のやりたいところじゃない別のところに(笑いが)着地したりするので、そういった“地雷”的な笑いが怖かったですね。

鬼奴 (ネタを仕込む)着替え部屋があるんですけど、収録が終わったあとに戻ってみると、戦いの後の凄まじさが残っていて……。今回、みんな道具が多かったので、誰が誰のものかわからないものをみんなで分けて。グッタリして家に帰ったら、道具に残骸が付いていて、クスっと笑ってしまいました。

着替え部屋での意外なやりとり

――お2人とも、ふだんからモノマネや小道具・仮装を使ったネタが印象的ですが、ドキュメンタル用に作ったネタはありますか?

鬼奴 持っていた服とかズラをかぶって「どうも◯◯です」って出たんですけど、本当にやらなきゃよかったって(笑)。なにも考えずに出たら、ああなるんだって思いました。

長田 面白かったですけどね。『ドキュメンタル』って、そこも武器になるじゃないですか。全力でぶつかって砕け散ったときの“芸人の面白さ”に笑っちゃうところがあるんで。ムズいですよね~。

僕に関しては、『ドキュメンタル』用にスーパーマウスホーン(さるぐつわに笛を取り付けた小道具。音を漏らさずに耐えるというもの)を改良したウルトラマウスホーンを作りました。

鬼奴 コロナ禍対策でいっぱい持ってきていたもんね。

長田 あれもどう使うか迷ったんですけどね。自爆してくれたらいいなって思って、ジュニアさんにつけたり(笑)。

出典: 2021 YD Creation

――自分が用意したネタを出すタイミングも大事だと思います。初出場のお2人は、現場に立ったからこそ、そのタイミングの難しさを感じる瞬間があったんじゃないでしょうか?

長田 難しかったですね。しかも今回、2時間短くなって4時間だったので、みんな持ってきていたやつをワーッと出していたので、スキがなくて(笑)。準備をしているうちに空気が変わって、“この感じじゃねーな”って思いながら悩んでいました。

鬼奴 長田と着替えが一緒になった時間あったよね。

長田 ずーっと(着替え部屋から)出られなかったときありましたね(笑)。「どうする?」「次いきますか?」って。

鬼奴 でも、逆にみんなのところにいたら笑っていたかもしれないし……。こればっかりは運で、人によって流れが変わるから、あれを計画的にできる人はいないと思います。

――そんな中でも自信を持って現場にいられた瞬間はありましたか?

鬼奴 ゆりやんと即興コントをやる場面があって、いままでやったことがなかったので、めちゃくちゃビビったんですよ。でも、“やらなきゃ”って思ったし、旦那のグランジ・大から「『ドキュメンタル』は本当に名誉なことだから頑張れ」って言われてきていたから、(漫画『北斗の拳』の登場人物・サウザーの台詞)“退かぬ、媚びぬ、省みぬ”の精神で挑んだんです。

(実際にやってみて)ぜんぜんウケてないって頭の中ではわかっていたんですけど、楽しさが湧いてきました。小学生の時、弟に何の脈略もなく、カーテンから出て(おどけて)笑わせることをしていたんですけど、それを思い出しました。家で弟と遊んでいるみたいに楽しかったですね。

出典: 2021 YD Creation

長田 最初は自分にいっぱいいっぱいでまわりを見られなかったんですけど、同じようにゆりやんと奴さんと絡んだときくらいから面白く感じるようになりました。ぜんぶ出し切って何もなくなった状態であそこにいけたので、最初とは違うモチベーションで挑むことができましたね。逆に、あと2時間あったらまた面白くなったのかなって思います。手持ちを出し切って終わった感じもあったので、もうちょっとあの場で遊びたかったですね。

鬼奴 部屋の中を見回すこともできなかったよね。じつは、モノボケ用の小道具があったのに、それも目に入らなかった。あと2時間はでかいかもしれないねー。

長田 まさにそうですね。こっちもどうなるかわからない。ヒヤヒヤしながらやるというか。本当に“関係ないや”って思いながらやっていました。

オファーがあれば次回も出演したい?

――楽しみ以外に、あせりやプレッシャーなどはありましたか?

鬼奴 私、もともと後藤さんの顔が面白くてしょうがなかったんですよね。藤井隆さんプロデュースのアルバムで一緒に(音楽の)仕事をすることがあって、ちょうど後藤さんの顔芸がピークにツボっていうときに(『ドキュメンタル』出場者に)後藤さんがいたので、“終わった”と思いました。後藤さんに攻撃するノリのとき、自分もいったんですけど、もう少し違ったら返り討ちで笑っていたなっていう印象はあります。

長田 自爆しそうになったことで言えば、ワケわからなくなって、なんのプランもないまま、最後にあることをやったんですけど、後藤さんにツッコまれたときは、笑いそうになりました(笑)。

――今回は、野性爆弾・くっきー!さんや、ケンドーコバヤシさんらベテラン勢が少なかったですが、今後、また参加する機会があれば対戦してみたいですか?

鬼奴 過去の放送を観ていたときに、いちばん笑ったのが、ジミー(大西)さんだったんですよ。“いたらどうしよう”って思っていたんですけど、『ドキュメンタル』のジミーさんを生で見てみたい気持ちもありますね。

長田 ロバートの秋山(竜次)さんが好きなので、一緒に出てみたい気持ちはありますけど、確実にやられるだろうなっていう印象があります。(シーズン3の)マッサージやられたら耐えられないし……(笑)。あと、チャンス大城さんがめちゃくちゃツボだったんで、逆にいなくて助かりました。

――今回の出場メンバーで特に嫌だったプレイヤーは?

長田 奴さんですかね。デビューしてからずっと一緒にいたので、逆に気を許しちゃっているんですよ。特に「映像」が面白くて(笑)。大さんも出ているんですけど、ほかのメンバーに刺さっていない感じも含めて面白くてしょうがなかったですね。

鬼奴 序盤の長田の攻撃がヤバくて。最初は気を張っていたから順番に助けられたというか。笑いそうなところを長田に気づかれて近づかれたらヤバいな、とは思っていました。

長田 そのあたり、ムズいですよね。誰が弱まっているか気づけないですもんねー。

鬼奴 逆に(長田が)知っているメンバーとして安心する部分もありました。あと、あばれる君が考えもなしにカレー煮つめたのも笑いそうになりました(笑)。

――もし、またオファーがあれば出たいですか?

長田 ぜんぶ出せたことは出せたんですけど、もう少し楽しんでやればよかったなって思ったし、空気に飲まれて終わったところもあったので、出たいですね。

鬼奴 本編を観て、すごく大変だったことを思い出したので、ちょっと間を置きたいですね。

長田 確かに3シーズンくらいはあけたいですね(笑)。

番組概要

HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン9

配信開始日:2月26日(金)
出演:ダウンタウン・松本人志
千原兄弟・千原ジュニア、フットボールアワー・後藤輝基、椿鬼奴、とろサーモン・久保田かずのぶ、サンシャイン池崎、チョコレートプラネット・長田庄平、あばれる君、霜降り明星(粗品、せいや)、ゆりやんレトリィバァ


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