吉本新喜劇の吉田ヒロの初のアート個展が、3月4日(木)から21日(日)まで「LAUGH & PEACE ART GALLERY」(大阪市中央区)で開催されています。題して『吉本新喜劇 吉田ヒロ展』。自身の作品に加え、コロナの自粛期間中にアート仲間4人と結成したユニット「チーム麦水」で創り上げた47点も展示しています。初日には、師匠であるザ・ほんちのぼんちおさむを招いて、作品の見どころやアートへの思いを語りました。

きっかけはコロナ禍の“おうち時間”

絵が得意な吉田ヒロは、これまでもMBSで中継されている『よしもと新喜劇』のオープニングCGの原画を手がけたことがあるほどの腕前の持ち主。個展初日のオープニング会見では、「チーム麦水」のメンバーでもある元ザ・プラン9の鈴木つかさを進行役に、展示された作品を紹介しながら個展の魅力を語ります。

「絵は小学生のころからずっと描いていて、毎年金賞や銀賞を受賞して神社に展示されたりもしていました。ただ、絵の仕事がすごく増えた時期があったんですけど、絵の仕事が忙しくなりすぎて一時期、絵を描くのをやめてたんです」

そう語る吉田が再び絵に向き合うことになったきっかけは、コロナ禍でした。

「緊急事態宣言が発令されたころ、コロナ禍で仕事がなかったのでリモート飲み会をやってまして。造形作家の方が、僕が絵を描くのを知っていたので、『ヒロさん、一度絵を描いてくれませんか』と。それで、去年はネズミ年だったのでネズミを描いて、その絵を造形作家さんが樹脂で立体の人形にしてくれたんです」

そこから再び絵を描く喜びに目覚めたという吉田。リモート飲み会の仲間である造形作家、ステンドグラス作家、書道家、そしてスプレーアートを手掛ける鈴木の5人でアートユニットを結成しました。吉田ヒロの好物である麦焼酎水割りにちなんで「チーム麦水」と命名し、現在までおよそ80のコラボ作品を生み出したといいます。

師匠であるぼんちおさむも、吉田ヒロの絵の才能には太鼓判。

「彼は本当にむかしから絵が好きで、手先が器用やねんね。動物でもなんでもぱっぱと描く。僕は動物園が好きでしょっちゅう行っては動物の絵を描くんですけど、絵が下手で僕が描いても動物に見えないんです」

これを受けて吉田も、ぼんちおさむの画力に言及します。

「キリンを真正面から描くから細長い棒みたいになってて。しかも、2時間くらい経つと自分で何を描いたかわからんようになるんです(笑)」

造形作品からスプレーアートまで個性豊かな作品

個展会場には吉田の作品のほか、「チーム麦水」でコラボした作品がズラリ。イラストから造形、グラスやテーブルといったインテリア作品まで、個性豊かなアート作品が展示されています。

なかでもぼんちおさむをモチーフにしたワイヤーアートは、吉田がイラストを手掛け、造形作家が鉄で立体に仕上げた自信作。ほかにもジミー大西をモチーフにした作品や、自画像も展示されています。天板にシカが描かれ、脚に本物の「シカの角」が使われたテーブルも。

「これは最初に作った作品です。シカが描きたくて、奈良公園まで行って自分の描きたいシカを選んで写真を撮って描きました。その僕の絵に、ステンドグラス作家の手によって目とお尻にステンドグラスが埋め込まれています」

さらにもうひとつのテーブルは、鈴木のスプレーアートとコラボしたもの。「豪華なテーブルになりましたよね~」と自画自賛する鈴木に、「すごいでしょう。造形作家の方と、鈴木と3人で力を合わせた作品です」と吉田。

「僕、これくらいのテーブルがほしかったんです」と言う鈴木に、すかさず「ぜひ買うて! 54万円!」と商魂たくましくアピールすることも忘れません。

ギャグとアートの意外な共通点!

自身のアート活動について、「へんにこだわりたくなくて、今回は『自分のいままでの画風ではないものにチャレンジしたい』という気持ちがありました。作品は、描きながらその場のイメージでつくっています」と語る吉田。新喜劇の舞台と作品づくりには共通点があると言います。

「同じことをしたくないタイプなので、新喜劇でも1回目と2回目の舞台ではギャグを必ず変えるんです。絵でも、途中で画風を変えたり。“シカを描きたい”と思ったら、シカを描くことを目指すんですが、まわりのイメージを変えていくという感じですね」

もっとも、コロナ禍でのコラボ作品づくりは、かなりの手間と時間がかかった様子。

「コロナ禍で集まれないので、たとえば僕が絵を描いたら、造形作家さんやステンドグラス作家さんのもとへ送って足してもらって、また僕のところに戻してもらって……というやり方で仕上げていく。いちばん手のかかった作品だと、2回ほど送ったり送り返したり、ということもありました。途中経過を画像や動画で確認し合って進めていった感じですね」

こうしてお互いに刺激を受けながらつくり上げていったのが、今回のコラボ作品です。

「鈴木つかさはスプレーアートがすごいなと改めて思いました。まず鈴木にスプレーアートを描いてもらって、その絵に向かって僕が絵を足していったんですけど、この絵をどう仕上げていこうか? と考えるのが楽しいですね」

「作品(の値段)がとりあえず高いので……金持ち集合~!」と冗談を交えつつ、今後の目標を「まずこの個展を10回、20回と続けられるようにと思っています」と意気込んだ吉田ヒロ。

「入場無料なので、買い物の帰りでもいいのでゆっくり来てください」と呼びかけると、鈴木も「いろんな作品があってマジですごいので、ぜひ間近で見てほしいです!」とアピールしました。

吉田ヒロらしい自由な発想とアート仲間たちからの刺激を受けた作品群が並ぶ今回の個展。「チーム麦水」とデザインしたグラスやインテリア作品などのほか、特製キーホルダーなどのオリジナルグッズも販売しています。

個展概要

『吉本新喜劇 吉田ヒロ展』
開催日時:3月4日(木)~21日(日) 13:00~18:00(最終入場は閉店30分前まで) ※火・水曜定休
会場:LAUGH & PEACE ART GALLERY OSAKA
入場:無料

注意事項
  • 新型コロナ感染対策につき、一度にギャラリー内に滞在できる人数は10名様までとし、混雑時には待機頂くなど入場制限を取った上での開催と致します。
  • ご来場いただく際はマスク着用のご案内をしております。マスクを着用していないお客様や、37.5℃以上の発熱や体調不良の場合はご入場をお断りさせて頂きます。また、スタッフにマスク着用を義務づけ対応させて頂いております。
  • 入場は閉店時刻の30分前迄とさせて頂きます。
  • 入口に大きな段差があるため、車椅子でのご入場はできません。予めご了承下さい。

【関連記事】
【共感】「うちだけじゃない」山田花子、息子“大号泣”の訳
【話題】おいでやす小田“有吉の壁”BiSHモノマネ
【驚愕】ニンジンの切れ端が…シンクを見て驚いた理由
【報告】りんたろー。がまさかの涙、祝福相次ぐ
【写真】もらった大根 “食べられない”理由に共感殺到
【独占】結婚生活18年「僕はラッキーなんです」