「ラフマガで取り上げると必ずバズる」……そんな伝説を持つ吉本新喜劇の宇都宮まき。その人気の秘密を探るべく、ラフマガでは彼女にロングインタビューを実施しました! 
先週公開では、「せやねん」「吉本新喜劇」への思いをたっぷり語った宇都宮。
今週はお笑いの世界に飛び込んだきっかけから下積み時代の話、さらには“セクシー”、“大食い”、“貧乏”という3つのキーワードをもとに「宇都宮まき伝説」の深層に迫ります。

上京して舞台女優を目指すはずが…

──お笑いの世界に入ったきっかけを教えてください。

高校を卒業したら、東京に行って舞台女優になりたいと思ってたんですけど、親に止められて。心配やし、貧乏やから仕送りもできひんし、親元で舞台の仕事ができるところを……と必死で探してきてくれたのが、Wヤングの平川幸男師匠やったんですよ。「舞台といっても、お笑いじゃないねんけどなあ」と思いつつ、面白そうやし師匠もいい人やったんで、まずは1年、弟子につかせてもらって考えることにしました。

弟子についてると、舞台を袖から見せてもらうことが多いんですが、新喜劇の人たちがめっちゃ楽しそうやったんです。舞台が終わって楽屋に上がりながら、「お前、あそこ変やったやん」「いや、兄さんも!」とか笑いながら言い合ってて……「あれだけ舞台で一緒にいて、楽屋でも仲いいんかい!」と思うと同時に、「ここに入りたい」と。で、師匠に「新喜劇に入りたいです」って伝えて、1年後に口を利いてもらって入れてもらいました。「子どものころからやりたかった」とかじゃないし、「イヤやったら辞めたらいいや」ぐらいの、どっちかというと軽めの気持ちで入ったのが、いま思えばよかった気がします。「絶対にこの世界でやっていく」みたいな気持ちだと、途中でしんどくなってたかもしれません。

──下積み時代、つらかったことは?

それが私、最初からたくさん舞台に出してもらってたんですよ。いまの若い子は、(『金の卵オーディション』などを経て)たくさん一緒に入るのもあって、なかなか舞台に出られないから、私はホンマにいい時期に入ったな、と。なので、下積みっていうのがホンマにないんです。19歳で新喜劇に入って、25歳ぐらいからテレビにも出してもらうようになったので、めっちゃラッキーガールやと思ってます。

芸人としての理想はハイヒール・モモコ

──転機になったテレビ番組は?

『ジャイケルマクソン』(MBSで放送されたバラエティ番組)という番組で、100人ぐらいの吉本芸人がひな壇に並ぶ「国勢調査」っていう企画があったんですね。私も新喜劇メンバーの1人として出してもらったんですけど、前へ前へというタイプじゃないし、まあ座っとくだけやろうなと思ってたら、小籔(千豊)さんが「まきちゃん、師匠の話してえや」って急に話を振ってくださったんです。私は視力が悪くて、なんばグランド花月の裏口で平川師匠を待ってた時に、「師匠が来た!」と思ったらホームレスやった……みたいなエピソードを話したら、みなさんめっちゃ笑ってくれて。あの日を境に、いろんなお仕事をいただけるようになったので、小籔さんのおかげ、『ジャイケルマクソン』に出ていた皆さんが笑ってくださったおかげやと思ってます。

──影響を受けた芸人さんはいますか?

メチャクチャいます。というか、マジで皆さんが先生やと思ってます。芸人としての理想は(ハイヒール)モモコ姉さん。芸人としてメチャクチャ成功されてる、大阪に住んでいながら東京の番組にもちょこちょこ行ってはる、女芸人として成功してるのに旦那さんも子どももいる……で、毎日お金持ちの人にごちそうになってる(笑)。しかも、メチャクチャいい人なんですよ。ポジティブやし、後輩に対しても、(明石家)さんま師匠のような先輩に対しても、態度がまったく変わらない。こんなに裏表ない人おらんなっていうぐらいいい人で、憧れますね。

お揃いのアーマーリングを見せ合う

──オフの日はどんなふうに過ごしていますか?

最近はハイキングにハマってます。六甲山、生駒山、大文字山、星のブランコ(ほしだ園地)とか、山登りまでいかない、ちょいしんどぐらいのハイキングに、(吉本新喜劇の)後輩の服部ひで子ちゃんと月イチで行ってます。頂上でインスタントラーメンを食べるのが楽しみなんですよ。ひで子ちゃんが小っちゃなガスコンロを持ってきてくれるので、それでお湯を沸かして作ってます。あと、(コロナ禍による)自粛期間中にNintendo Switchを買ったのでゲームも。いまは新喜劇で(オンラインゲームの)「フォートナイト」が流行ってるので、小籔さん・川畑(泰史)さん・すっちーさん・(酒井)藍ちゃんの座長チームと、私・諸見里(大介)さん・吉田裕さんの座員チームでいつもやってます。

──以前、「元カレがブルーハーツのコピーバンドをやっていた」というエピソードをSNSに上げていましたが、当時のエピソードを聞かせてください。

ブルーハーツのコピーバンドをしていた元カレは、高校時代に付き合っていた同級生です。バイトしたお金でヴィヴィアン・ウエストウッドのアーマーリングをプレゼントし合って、彼がステージで歌ってる時に、客席の私とお互い指輪を見せ合うっていう、めっちゃキモい恋愛してました(笑)。でも、1年でフラれちゃって……3年間クラス替えがない高校だったので、その後の1年ぐらいは地獄でした。高3になって新しい彼氏ができてからは、また友だちになれて、それからずっと仲よしです。彼はもう家庭を持ってるんですが、整骨院をやっているので、私も治療してもらいに行ったり。彼氏ができた時は報告したりもするんですよ。

セクシー路線の衣装はイヤだった!?

──まきさんは抜群のプロポーションで、『週刊プレイボーイ』で水着グラビアを披露したこともありましたね。

あれは25、6歳やったかな? お話をいただいた時は「うそ!」とビックリしました。そういえば雑誌発売後、なんばグランド花月の帰りにコンビニに寄ったら、私のページを立ち読みしてる男性がいたんですよ。「誰やろう?」と思って顔を見たら、島木譲二さん(吉本新喜劇)で。「わあ、島木さんが見てくれてる!」とうれしかった反面、「買わへんのかい!」とも思いました(笑)。

──ビッグポルノ(小籔とレイザーラモンによるお笑いヒップホップ・ユニット)でも、かなりセクシーな衣装でした。

確かに過激な衣装を着てやってましたね。めっちゃイヤやったんですけど、小籔さんとレイザーさんに助けてもらって新喜劇を続けられたし、私がああいう衣装を着ることで少しでも貢献できるなら……という気持ちだけでやってました。あれは“小籔のパワハラ”です(笑)。

──セクシー路線は、あまり乗り気ではなかったと……。

『週刊プレイボーイ』は、お話をいただいたことに対してうれしかったですけど、ビッグポルノのときはイヤでした。小籔さんとレイザーさん、今別府(直之)さんとか、ふだんからすぐ近くにいる人の前であんな格好をするのは、きっと向こうもキモいやろうなと思ったし……イヤというか、申し訳ない気持ちでやってましたね。

肉2kgたいらげ“大食いキャラ”爆誕

──テレビでは「大食い」もよく披露していましたね。

あれは、メッセンジャーのあいはらさんがきっかけだったんです。たまたま最寄り駅が一緒で、駅で偶然会ってお話ししたとき、「あいはらさんの奥さんと同じ中学出身なんです」と言ったら、「今度、嫁はんもいる時おいでや」って家に誘ってくださったんですよ。でも、大先輩であるあいはらさんのお家に行くなんてドキドキじゃないですか。集まった皆さんの会話を聞いているだけで精一杯やったから、とにかく食べてたら、私が帰った後にあいはらさんの奥さんが「あの子、1人でお肉2kg食べたよ」って言われたそうで(笑)。それで、あいはらさんが「そんなに食べられるんやったら『マルコポロリ!』(関西テレビのバラエティ番組)に言うたるわ」と紹介してくださって、初めてテレビで大食いをさせていただきました。

──自分が大食いであることには……。

まったく気づいてなかったです。ただ、弟子時代は、いろんな師匠がお食事に誘ってくださって、ふつうにランチ7回とか行ってたな、と。

──ええっ!? 1日にですか?

そうです。「お昼食べた?」って聞かれたら、とりあえず「食べてません」って答えて連れてってもらってました(笑)。いまは年をとって食べる量も減ってきたけど、こないだ『よしもと新喜劇NEXT〜小籔千豊には怒られたくない〜』(MBS)で大食い対決をした時は、ぶっちぎりでした。めっちゃデカいフライドチキンを12本食べた後、カレー600g食べました。まだ食べられたんですけど、ほかのみんなはカレーまでたどりつかなくて(笑)。

──大食いになった原因は何だったと思いますか?

たぶん家が貧乏やったから、「食べたい」っていう欲がすごかったんでしょうね。吉本に入ることで、ごちそうしていただくことが増え、おいしいものに出合って、それまで抑えていた気持ちが爆発したんやと思います。

──「貧乏だった」ということですが、実家での生活はどんな感じだったんですか?

高校生ぐらいまで、6畳の部屋で5人寝てました。しかも、タンスとかいっぱい置いてある6畳やから、全員が仰向けで寝られるスペースがないんです。だから、私を含む姉弟4人とお母さんが全員横向きで寝て。1人が寝返りを打ったら、順番にパタパタと『ピタゴラスイッチ』のようになってたのは楽しい思い出です(笑)。さすがに6人は寝られなかったので、お父さんだけもう一つの部屋で、ちゃぶ台を壁に立て掛けて場所を作って寝てました。そのせいか、私、いまだにギューギューで“密”なのが好きなんです(笑)。

夢は夫とオリンピック観戦「開幕までになんとか」

──これから挑戦してみたいことは?

「宇都宮まきチャンネル」というYouTubeチャンネルをやってまして。まだ5本しか上げてないんですが、木を彫って、そこに何かをぴったりはめ込む“シンデレラフィット”をテーマに動画を作ってるんです。そこで彫った木を、個展みたいな形で見てもらいたいなと思ってます。登録者数3,000人ぐらいしかいないくせに、サブチャンネルも作りまして(笑)、そこで「フォートナイト」の生配信も始めます。ライブができる状況になれば、吉本新喜劇ィズ(小籔がメンバーを集めて結成したバンド)のライブもやりたいですし、四十肩を治して曲に合わせてダンスもやりたいし……あとは、結婚です。

──ズバリ、今年は結婚できそうですか?

できそうです! って毎年言ってるんですけど(笑)。東京オリンピックのチケットが当たっているので、旦那さんと見に行きたいんですよ。だから、開幕までになんとかできたら、と。かなり迫ってきてますけど頑張ります!

YouTube「宇都宮まきチャンネル」はこちらから。公式Instagramはこちらから。


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