5月8日(水)、映画『僕はイエス様が嫌い』特別試写会が開催され、同作に出演するチャド・マレーンと佐伯日菜子、奥山大史監督が撮影秘話を明かしました。

本作は、青山学院大学在学中に制作した奥山監督の長編デビュー作。祖母と同居するため、東京から雪深い地方のミッション系の小学校へ転校することになった少年・ユラ(佐藤結良)の前に小さなイエス様(チャド)が現れて……という物語です。海外の映画祭ではたくさんの賞を受賞し、公開前から話題となっています。

チャドは「頭のネジが何本か抜けた感じ」

「どーも、イエス・キリストです」と、劇中で使用したイエス様の衣装で登場したチャド。この日はこの衣装を着て電車で来たらしく、多くの乗客から祈りを捧げられたとか。記者に向かって「懺悔したい方がいらっしゃったら、後でこっそりいらっしゃい」と言い、会場の笑いを誘います。

チャドを起用した理由について、奥山監督は「映画にイエス様を出そうと考えた瞬間に、チャドさんのことを思い出したんです。失礼な言い方かもしれませんけど、頭のネジが何本か抜けたような感じがあって」と回顧しました。一方、台本を読んで「なんて素晴らしいんだ!と思って3回泣きました」と言うのは佐伯。MCから「朗らかでセクシーな母親でした」と評されると、驚きつつも「私にお声をかけていただいたことが、とても嬉しかったです」と監督に感謝を伝えました。

海外映画祭で評価されたポイントは?

「映画のなかにイエス様を登場させるのはためらいがなかったのか」と問われた奥山監督。日本だけであればためらいがなかったが、海外の映画祭に出品が決まった際に躊躇したと言います。そんな心配をよそに、特に敬虔なクリスチャンの多いサンセバスチャン地方では好意的な反応を受けたのだとか。

また、英語字幕を作る際は、担当したチャドから宗派についていろいろ質問や提案をされたと述懐。ディスカッションをしつつも、最終的にチャドに任せたそうで、監督は「そういうこだわりも、海外で評価された一因だと確信を持っています」と振り返りました。

第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞受賞をはじめ、海外の映画祭で権威ある賞をいくつも獲得している映画『僕はイエス様が嫌い』は5月31日(金)より、全国順次ロードショー予定です。チャドの演技にも注目してご覧ください!

映画『僕はイエス様が嫌い』

公開日:5月31日(金)
監督:奥山大史
出演:佐藤結良、佐伯日菜子、チャド・マレーンほか
公式HP:https://jesus-movie.com/