漫才日本一を決める『M-1グランプリ2020』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が、12月20日(日)に放送されます。ラフマガでは、史上最多となる5081組から勝ち残ったファイナリストたちに連続インタビュー。今回は、2016年以来4年ぶり2回目の決勝進出となるアキナ(山名文和、秋山賢太)に、本番への意気込みを聞きました。

コロナ禍で大会の開催自体が危ぶまれた2020年。激戦を勝ち抜いたのは、アキナ(山名文和、秋山賢太)、マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)、見取り図(盛山晋太郎、リリー)、錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、おいでやすこが(こがけん、おいでやす小田)、オズワルド(畠中悠、伊藤俊介)、東京ホテイソン(たける、ショーゴ)、ウエストランド(井口浩之、河本太)の計9組です。決勝では、これに敗者復活組を含めた10組が優勝を目指して争います。

今回は、コロナ禍による自粛期間を経て「漫才」との向き合い方が変化したというアキナの2人に登場してもらいました!

もう一度『M-1』出場を決めた理由とは…

──4年ぶりの決勝進出となりましたが、名前が呼ばれた瞬間はどんな気持ちでしたか?

秋山 準決勝ですごく手ごたえがあったんです。「これは行ったやろう」と自分で思ったので、それだけに名前を呼ばれた時はホッとしました。

山名 僕も、ネタの途中でもう「決勝行ってるな」と思ってましたね。

──確信が持てるほどのウケだった、と。

山名 だから途中、秋山さんの声が聞こえなくて……それがビックリしましたね。

秋山 聞こえてるって。大げさやねん(笑)。

山名 こんな感覚はめったにないです。しかも、準決勝のような大事な舞台でっていうのは。

秋山 いつもは「ボーダーやろうな」みたいな感じが多かったもんな。

──昨年は『キングオブコント』に集中するために『M-1』にエントリーしなかったそうですが、もう一度、出場しようと思った理由は?

秋山 やっぱり、2019年の『M-1グランプリ』がみんなカッコよかったから。僕らも一度、(決勝の舞台を)経験してるからこそ、「もう1回あそこに立ちたいな」って純粋に思えたんです。

山名 僕もそれはありました。でも、それ以上に大きかったのが、(コロナ禍による活動)自粛の時間ですね。仕事ができず、ずっと家にいるみたいな時に「うわ〜、ネタっていいなあ」「(自粛が)終わった時にいっぱいネタしたいなあ」って、めっちゃ思ったんですよ。

秋山 それまでいただいてたステージ数とかを、もちろん当たり前とは思ってなかったですけど、やっぱりどこかで慣れてしまってたところがあったというか。だから自粛期間を経て、あの一つひとつがめっちゃありがたいし、すごいことやったんやなって改めて感じて、初心に返れましたね。

山名 劇場が再開してからは、コント・漫才にかかわらず、ネタをやるのがずーっと楽しかった。もう最高でした。

「漫才」と「コント」どちらも好きになった

──2回戦終了後のインタビューで、山名さんは「漫才がよくわからない」と言っていましたね。

山名 もともと自分たちがコントから入ったからやと思うんですけど、秋山さんにずーっと言ってたんです、「(漫才の)作り方がわからん」って。いまもわかってないですけど、今年は「これやってたら楽しいな」みたいなものが出てきた気がします。

秋山 山名くんが「漫才やってて楽しい」って言うの初めて聞いたし、僕はそれがうれしくて。『M-1』の予選が始まる前に言い出したんで、自分の中で「今年はなんか行けそうやな」って思ってました。

山名 なんか1年目みたいな気持ちなんですよ。いままでは楽しくなかったというより、「楽しくなりたいな」って思って、ずっとそれを探してたんですけど、いまは漫才に対して「楽しい」って心の底から思える。練習するのもイヤじゃないし、2人でキャッキャ言いながらやってます。

秋山 コントはたぶん「得意や」っていう自信があるんですよ。漫才は、コントほど自信を持って「いけます」とは言えなかったけど、いまはようやく言えるかもしれない。「漫才でも(タイトルを)獲ります!」って。

山名 僕もコントのほうが好きすぎて、『M-1』に出ることに心の底で遠慮してる感じがあったんです。でも、いまはホンマにどっちも好きなんで、両方(タイトルを)獲りたいです。どっちに比重を置くか、みたいなことも特にない。漫才は漫才、コントはコントって思えるようになりました。

──漫才とコントへの思いや姿勢がガラッと変わった1年だったんですね。

山名 そうですね。『M-1』でも、ひょっとしたら負けても笑ってるんちゃうかなと思います。でも、めっちゃ腹立ってるかもしれないですけど(笑)。

秋山 どっち!?(笑) でも、山名くんの言ってること、わからんでもないっていうか。それぐらい、いまは漫才やってて楽しいので、結果がどうなっても「楽しかったしな」って思えるかもしれないですね。

山名 いままでは「うわ〜負けたらイヤやな」「ここまでやったのに」とか思って、負けるたびに自分を全否定されたような気持ちになってたんですけど、この気持ちの状態なら「楽しくやれればいいやんか」って思えるかも。ただ、ひょっとしたらめっちゃ腹立ってるかもしれないです。

秋山 それ聞いたって(笑)。

山名の「衣装変えるかも」宣言に慌てる秋山

──決勝で「自分たちの漫才のココを見てほしい!」というところを教えてください。

秋山 たぶん僕らふたりが、いちばん漫才を楽しんでやれてると思うんです。「この人ら、楽しそうにやってるな」っていうのが伝わると思うんで、それをニコニコしながら見ていただけたらうれしいですね。

山名 ひょっとしたら「衣装」を変えるかもしれないんで、そのあたりも注目しておいてほしいです。

秋山 初めて聞きましたけど(笑)。

山名 ネタがウケるように、とかじゃなくて、自分がいかに気持ちよく4分間できるかっていうのに照準を合わせて……でもその結果、この衣装ちゃうなと思ったら、もと通りで思いっきりいきます。あと、前日に頭は絶対刈るんで、「短いな〜」と思ってもらえたら。

秋山 気合入ってる表れやな。

山名 それは絶対です。ルーティーンなので。

──では決勝を前に、相方に求めることは何ですか?

秋山 衣装を変えるなら、決まった時点で早めに見せてほしい。僕、すぐ笑けるんですよ。それもあって慣れておきたいんで、決勝までに3回ぐらいはその衣装を着て舞台に立っておきたいです。というのも、『M-1グランプリ2015』の時、山名くん、準々決勝でいきなり衣装変えてきて……まっ茶色なコーデュロイで、生地が分厚めのヤツ(笑)。僕、ネタやりながら笑けてしまって。結局、その年はそこで敗退したんですけど……覚えてる?

山名 覚えてる(笑)。

秋山 ダサくて笑ってるんじゃないんです。めっちゃカッコいいんですよ。ただ慣れてないんで、だんだん笑けてくるんですよ。それが鮮明に(記憶に)残ってるんで、変えるなら見せといてほしいな、と。

山名 実は最近、居酒屋さんのマスターに、濃い鮭の色のジャケットをいただいて……。

秋山 (爆笑)ちょっと待って! 3回ぐらいじゃ足りんかもしれん。もうすぐにも見せて。早ければ早いほうがいいわ。

山名 で、オールシルクです。

秋山 見てる人も、気になってネタ入ってけえへんって!(笑)

山名 まあ、まだ迷ってるところですね。

9歳の柴犬に高級ササミを!

──ファイナリストの中で気になるコンビは?

秋山 やっぱり、おいでやすこがさん。(おいでやす)小田さんには、僕も山名くんもすごくお世話になってるんです。コンビとピン芸人やから戦う日なんて来ないと思ってたけど、それが『M-1』で戦うことになって……大好きやからこそ、いちばん負けたくないなって思います。

山名 僕は錦鯉さんですね。ボケの長谷川(雅紀)さんは49歳。僕はいま40なんですけど、(M-1参加資格の)ラストイヤーは47歳になるんです。それを考えると、いまの錦鯉さんの形をちゃんと意識して見とかんと。大注目です。

秋山 シルエットも一緒やしな。しかもツッコミの渡辺(隆)さんに、僕ちょっと似てるし。

山名 (笑)。

──優勝したら、賞金を使ってやりたいことはありますか?

秋山 僕、もう実家がないんです。2階建てで車庫付き・土地込みで売値が80万円やったんですけど、それを買い戻そうかな(笑)。

山名 ええやん、DIYしたらええねん。僕は……真面目に答えると、今年の6月から飼っている9歳の柴犬のおまめが、ぜんぜんなつかなくてマウントが取れないんですよ。おまめはササミをカリッカリにした手作りのおやつが大好きなので、100万円のササミを買ってあげたい。

秋山 真面目なんがそれ?(笑) 100万円のササミなんてある?

山名 高ければ高いほどいい。高級ササミです。もうね、ササミのほうしか見ないので、主人はこんなに素敵なものを持ってるんやで、とわからせて、もっと僕のほうに引き寄せたいです。

──では最後に、おふたりにとって『M-1』とは?

秋山 敗者復活組を含めて10組、それぞれネタのスタイルも違ってて。そんな10組による、1年でいちばん面白いネタ番組やと思います。

山名 「年度末テスト」みたいな感じかな。1年かけて仕上げた極上の1本を出し合って、審査員の方々に点数を付けていただいて。いちばん大切なもので勝負するっていう、あんなヒリついた戦いはほかにないんちゃいますか。

秋山 確かに。年度末テストで優勝して、今年で『M-1』を卒業したいですね。

アキナの公式プロフィールはこちらから。
M-1グランプリ2020決勝は12月20日(日)18:34~22:10にABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送。敗者復活戦は同日14:55~17:25に行われます。

番組概要

M-1グランプリ2020決勝
放送日:12月20日(日)18:34~22:10
放送:ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送
司会:今田耕司、上戸彩
審査員:オール巨人、上沼恵美子、立川志らく、サンドウィッチマン・富澤たけし、中川家・礼二、ナイツ・塙宣之、ダウンタウン・松本人志 ※50音順
出場者:アキナ、マヂカルラブリー、見取り図、錦鯉、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランド

M-1グランプリ2020【敗者復活戦】
放送日:12月20日(日)14:55~17:25 ※一部地域除く
放送:ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送

 


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