女優の松本穂香が4月21日(日)、那覇市のテンブスホールにて開催された『沖縄国際映画祭』のTV DIRECTOR’S MOVIE作品『酔うと化け物になる父がつらい』(毎日放送制作)の舞台挨拶に出席。共演の渋川清彦、片桐健滋監督とともに、撮影当時を振り返りました。

同映画は、アルコール依存症の父と新興宗教にのめり込む母を持つ娘の心の葛藤を描いた、菊池真理子によるエッセイコミックを映画化した作品です。脚本には、ザ・プラン9・久馬歩が名を連ねています。

主人公のモヤモヤをどこまで演じられるか

本作の主人公を務めた松本は「撮影中は、劇中の“みんなのなかの普通は、私にとって特別”という言葉が頭にあり、たくさんの感情を抱えている人たちを思いながら、主人公のモヤモヤをどこまで表現できるか考えて演じました」とコメント。

一方、渋川は片桐監督について聞かれ、「監督とは付き合いも長くて撮影中もそんなに話さない。昨日飲んでちょっと仲良くなったね」と笑いかけます。

片桐監督も「信頼感でキャスティングしているので現場では会話は少ないです。信頼ってそういうものではないでしょうか」と2人の関係性を明かし、客席からは拍手が起こる一幕も。

松本のビンタに渋川は…

渋川は撮影を振り返り、「松本に叩かれるシーンがあったのですが、結構痛かったなあ……」としみじみ。

松本が「手がジンジンしました。昨日飲んでいた姿は劇中のお父さんの姿のままでしたね」と冗談を交えると、「いや、飲んだら監督の方がすごい、昨日も飲んでひっくり返っていた」と監督の失態を暴露。返す刀で監督は「起きたらTシャツがボロボロでした」と明かして会場を笑わせていました。

会場には原作者の菊池の姿もあり、急遽登壇。作品を観た感想を「自分が思っていた以上のものを作っていただけた。打ち合わせで父親から何を言って欲しかったか、と監督に聞かれて“ごめんなさいと言って欲しかった”と即答しました」と振り返ります。

菊池は、心に留めていた想いを口にしたことで、初めて自分の心に気づき、涙がボロボロ溢れたと言います。「松本さんと渋川さんが私たち以上のことを演じてくれて、こんなにありがたいことはありません」と感謝を述べると、松本は感極まった様子で「言葉が出ないです」と言葉を詰まらせていました。

映画『酔うと化け物になる父がつらい』は年内公開予定です。

映画『酔うと化け物になる父がつらい』

公開日:2019年内予定
脚本: 久馬歩(ザ・プラン9)、片桐健滋
監督:片桐健滋
出演:松本穂香、渋川清彦ほか
公式HP:http://youbake.official-movie.com/