女優の松雪泰子が4月21日(日)、那覇市の桜坂劇場ホールAにて開催された『沖縄国際映画祭』のTV DIRECTOR’S MOVIE作品『甘いお酒でうがい』(テレビ朝日制作)の舞台挨拶に登壇。原作者であるシソンヌ・じろうとのやりとりを明かし、映画の魅力を伝えました。

シソンヌ・じろうが長年コントで演じてきた代表的人物「川嶋佳子」が日記を書いたら……という設定の小説を実写化した本作。40代独身女性の、何気ない日常を綴った1年5ヶ月の日々を描いています。舞台挨拶には、主演の松雪のほか、清水尋也、大九明子監督が登壇しました。

知られざるじろうと松雪のやりとり

川嶋佳子の日記がメインになるため、作中ではほぼ出ずっぱり状態の松雪。そのことについて「“私でおなかいっぱいになっちゃうんじゃないか”と思って」と恐縮しつつ、「でも、佳子さんというかわいらしい女性を、監督の優れたフィルムワークで素敵に表現されていて感動できるはず」と作品について語ります。

また、原作・脚本を担当したじろうとは実際に話したのか、と問われた松雪は「“勉強しなきゃ”と思ってじろうさんのコントを生で見たいと申し出たり、ネットでもたくさん見たりしました。それでも足りなくて、“何か資料はありませんか?”と聞いたりしたんです」と熱心に役作りに励んだエピソードを告白。

じろうからは「“あまり見ないでいただきたい。今回はそういうことではないと思うんです”と伝言をいただいて、そうか、とそのときに分かった感じです」と、じろうとのやりとりで“ひらめき”があったと振り返りました。

“どうしましょう”と自問自答

佳子から想いを寄せられる役を演じた清水は、「“どうしましょう”と常に自問自答していました。でも年の差を考えない気負わない恋愛だと思ったので、純粋に楽しく演じました」と撮影を回顧します。

前作に続き、じろうと再タッグを組むことになった監督は「じろうさんが“大九さんとだったらやりたい”と言ってくれて嬉しく思っていたんです。その直後にこのお話をいただいて。どうせだったらじろうさんの原作でやりたいと思い、今回の映画につながりました」と裏話を披露しました。

最後には大九監督から「映画をご覧いただくその時間が、“素敵な時間になるといいな”と祈るような気持ちでおります」と挨拶。会場の観客は、出演者・監督の心のこもった言葉を噛み締めていました。

映画『甘いお酒でうがい』は2020年公開予定です。じろうが描く世界どうぞをお楽しみください!

映画『甘いお酒でうがい』

公開日:2020年予定
脚本:じろう(シソンヌ)
監督:大九明子
出演:松雪泰子、黒木華、清水尋也ほか
公式HPhttp://amasake-ugai.official-movie.com/