4月20日(土)、北谷町のミハマ7プレックスにて『沖縄国際映画祭』の特別招待作品であり樹木希林遺作となる『エリカ38』の舞台挨拶が行なわれ、主演の浅田美代子、南海キャンディーズ・山崎静代、日比遊一監督、製作総指揮の奥山和由が登壇しました。

実在の事件をモチーフに、男性を誘惑して金を騙し取り、最終的に異国の地で逮捕される女性の姿を描いた衝撃作。昨年9月に他界した樹木希林が初めて企画した作品です。

樹木の一言で始まった作品

浅田は本作のきっかけについて「希林さんとワイドショーを観ていたら“こんな役やったらいいよ!”と勧められた」と回顧。当時は冗談だと思っていたそうですが、その後電話で「大変だけど頑張るのよ!」と突然言われたことを明かして会場を笑わせます。

お手伝いさん役として出演した山崎は「撮影中は一瞬たりとも希林さんの動きを見逃したくなかった。でも自分のような大きい人が近づくと希林さんが日陰になるから、距離感を保ちながら接しました」とユニークに振り返りました。

浅田から「“お手伝いさんの役がしずちゃんでよかったねー”って希林さんと2人で話していたんだよ。感謝してます」とお礼を述べられ、感無量の表情を浮かべる山崎。本作の見どころについては「浅田さんのお色気シーンに注目してほしい。色気で男を虜にするところは女性として見習いたい」と浅田を照れさせ、笑いを誘っていました。

キャスト・スタッフが樹木の想いを吐露

奥山は「1にも2にも映画界のど真ん中にいた希林さんのオーラで出来上がった映画。撮影中も体調が悪く、這って歩くような状態で参加されていて“浅田の代表作を残したい”という決心が垣間見えた」と語ります。

また「打ち合わせ中、夕日を背景にした姿は『スター・ウォーズ』のヨーダに見えて、“あなたがやるしかないのよ”と言われているようだった」と、笑いを交えながら撮影時の様子を振り返りました。

「“(製作費のために)不動産一軒くらい売っても構わない”と打ち明けられ、希林さんの覚悟を感じた」と言うのは日比監督。「海外の映画祭に出られるような経験を、浅田さんにも次世代にも与えたいと話していたことが印象に残っている」と回顧すると、涙を拭う観客の姿も見られました。

映画『エリカ38』は6月7日(金)に公開予定。樹木希林や浅田も賞賛した山崎の演技にも注目です!

映画『エリカ38』

公開日:2019年6月7日(金)
企画:樹木希林
監督:日比遊一
出演:浅田美代子、山崎静代(南海キャンディーズ)、樹木希林ほか
公式HP:http://erica38.official-movie.com/