本日10月15日(木)から18日(日)までの4日間、映画、アート、笑いを集結させた『京都国際映画祭2020』が開催中!
今年はオンラインでの開催となっています。

倉庫から発掘された未発表作品たち

京都国際映画祭では、大林宣彦の作品を集めた特別企画『大林宣彦の玉手箱―ワンダーランドな空想映画館―』を配信中です。
映画作家として活躍する一方、その生涯において2000本以上のテレビコマーシャルを演出するという偉業を成し遂げた大林宣彦監督。

なかでも『海外特派員 ある映像作家の場合』は、今回の特別企画にあたり大林作品を整理していたところ、倉庫から発掘されたという未発表フィルム。
大林監督が30歳頃の作品です。

北欧から来日した青年デザイナーの視点で、コマーシャルや広告に嫌気がさしていた青年が日本で出逢った大林監督と出会ったことで、作り手の情熱や想いを肌で感じるセミドキュメンタリーです。

丁寧に描かれたドキュメントからほとばしるのは、「自分たちが時代を作るんだ!」という、大林監督と仲間たちの強い意志と情熱、そして夢、希望。

近年の大林監督の作風は「ドキュメンタリーで撮り、劇映画に仕上げる」と評されますが、すでに半世紀も前からそのスタイルの原型が完成されていることが伺える、貴重なフィルムとなっています。

大林映画の真髄に迫る特別鼎談も

この特別企画を受けて、『スペシャル企画 常盤貴子×大林恭子×大林千茱萸 鼎談』が行われ、現在配信中です。

このスペシャル企画は、特別企画『大林宣彦の玉手箱―ワンダーランドな空想映画館―』の作品解説とその制作秘話を、大林作品のプロデューサーであり監督の妻である大林恭子さん、監督のご息女の大林千茱萸さん、そして監督の後期作品を支えたミューズ的存在の女優・常盤貴子さんが、大林宣彦監督の映画作法、そこから見える大林映画の真髄に迫る特別鼎談です。

今回の特集上映のプロデューサーを持ちかけられた際、千茱萸さんは、率直な感想を「僭越ながら私が引き受けるのであれば、これまで開催されてきた大林映画特集などでは決して観ることができなかった、上映する機会がなかった、もしくは劇映画ではないもの等だったら、上映させていただけるのであれば役に立てることがあるのでは、と思い至り、この大役を引き受けました」とのこと。

まずは1966年公開『ÉMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』の制作秘話が明かされます。
本作は、当時29歳だったという大林監督が、テレビコマーシャルを演出する傍ら、1年をかけて作り上げた16㎜フィルムによる自主映画です。

その頃の仲間たちとの交流や、上映するとたちまち映画界のみならず、感性が鋭い美術界の人々や学生たちに一気に広まったきっかけなどが、恭子さんと千茱萸さんの口から語られます。それを聞いた常盤さんは、「監督や美術家の方で、『この作品に影響を受けた』とおっしゃる方があまりにも多いから、みんなどこで観ていたんだろうと思っていたら、そういうムーブメントがあったんですね」と興味津々。

さらに『大林宣彦「テレビコマーシャル」傑作選』についても、恭子さんは「監督はコマーシャルという意識よりも、すべてショートフィルムのように撮っていて楽しそうでした」と回顧します。

様々な交流の背景に迫る

代表作ともいえる『マンダム』のコマーシャルに出演したチャールズ・ブロンソンさんとの交流も。「ブロンソンさんは、69年から82年までお付き合いしていました。だからよくブロンソンさんがロケーションに奥さんと子どもを連れてきて、一緒に遊んでいる写真が残っています」と恭子さん。
千茱萸さんも、「監督とブロンソンさんとのエピソードだけで5時間しゃべっちゃうかも」と笑顔をこぼす一幕も。

ほかにも、高橋幸宏が主演・製作・音楽を手がけるラブ・コメディ『四月の魚 Poisson D’avril』と、本編のメイキングが編み込まれた作品『四月の魚 Poisson D’avril / music video [ア・フラグメント/高橋幸宏]』をセットで配信するに至った経緯についても明かされます。

さらに、大林監督が少年時代に描いたキャラクターをテーマにした『マヌケ先生』で、千茱萸さんが初めて知った大林監督の幼少期のエピソードも。

また、恭子さんいわく「監督は娘のようにかわいがっていました」という常盤さんと、大林監督との驚きの出会いや、大林映画の大ファンだという常盤さんがとくに好きな映画などについても明かされます。

大林監督の歩みをふり返る貴重な機会

そんな常盤さんが出演した『野のなななのか』の撮影秘話も。「改めて『映画は監督のものだ』と感じた」と常盤さんが語る理由とは……?
千茱萸さんは「今回は、とにかく貴重だったり初公開だったり、映画祭のためだけの映像をこしらえたり、盛りだくさんな準備でした。ぜひそれをご覧いただきたいです。監督の初期の作品をご覧いただくと、本当に監督って映画の作り方が全くぶれていないんだなということが、皆さんの目で確認していただけると思います。最初から最後までぶれることなく、映画を愛し、映画の中に生きた監督の姿を作品とともにご覧いただけたらうれしいです」とアピール。

常盤さんも、「配信というものがある時代。珍しくもあり、これはこれで今回のように京都に行けないという事情がある人も観られる状況は、面白い時代でもあるのかなと思います。それゆえに私も観たことがない大林監督の過去作品を観られることが楽しみです」と期待を寄せました。

恭子さんは、「本当は奥山さんから『監督、今年は京都に来てね』と言われていたんです」と明かし、声をつまらせる一幕も。

「監督も京都へ行くつもりでいたんですが、病の中で4月10日、『海辺の映画館―キネマの玉手箱』が遺作になってしまいました。
その公開初日に監督は息を引き取りました。でも、奥山さん、スタッフの皆さん、娘も、貴子ちゃんも、こうして監督の続きをみんなやってくださって……今回もすごく楽しみにしております。監督と一緒に京都へうかがえなかったのがとても残念ですが、京都国際映画祭がこれからもますます映画の力、美しさを皆様に伝える場であってほしいなと思います」と語りました。

大林映画、そしてメイキング映像でお届けする『大林宣彦の玉手箱―ワンダーランドな空想映画館―』で、映画をこよなく愛し、生涯を映画とともに生きた大林監督の歩みをふり返ることができる貴重な機会。

ぜひお見逃しなく!

今年で7回目の開催となる『京都国際映画祭2020』は10月15日~18日までの4日間開催。
映画、アート、笑いの三要素が集結する同映画祭。公式サイトでは情報を公開中!
こちらからチェックしてみて下さいね。

上映作品

・大林宣彦「テレビコマーシャル」傑作選
・ÉMOTION 伝説の午後=いつか見たドラキュラ
・海外特派員 ある映像作家の場合
・四月の魚 Poisson D’avril
・四月の魚 Poisson D’avril / music video [ア・フラグメント/高橋幸宏]
・香織の、――わたしものがたり。
・マヌケ先生
・嘘つき。THE MOVIE
・この空の花ー長岡花火物語
・映画の根「この空の花ー長岡花火物語」全記録 或る都市の「志」の物語
・野のなななのか
・「野のなななのか」京都国際映画祭2020メイキング特別版
・ノンフィクションW 大林宣彦&恭子の成城物語 [完全版]~夫婦で歩んだ60年の映画作り~
・てのひらの中で、乾杯! キリンビールのできるまで
・【大林宣彦の玉手箱ーワンダーランドな空想映画館ー】スペシャル企画常盤貴子×大林恭子×大林千茱萸 鼎談


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