5月12日(日)、おかずクラブが東京・ヨシモト∞ホールにて『おかずクラブ単独ライブ「西都市特命大使」』を開催します。

今回の単独ライブのタイトルは、オカリナが故郷・宮崎県西都市の「西都市ふるさと特命大使」に就任したことから名付けられたもの。

『おもしろ荘』で披露したコント「エリカとすみれ」で一躍注目の存在となったおかずクラブですが、多忙を極めた2年間は単独ライブを休んでいたことも。2016年より半年に1回行なっている単独ライブでネタ作りに励んでいる2人には、さまざまな苦悩があるようで……。

今年で結成10年目を迎えるにあたり、スペシャルなコントも披露するつもりだという今回の単独ライブを中心に、現在の心境をさまざまな角度から語ってもらいました。

「とにかく変わらなきゃ」と意を決して挑む単独ライブ

——単独まで1ヵ月を切りましたが(注:インタビューは4月上旬に実施)、進み具合はいかがですか?

ゆいP「いつもは作家さんにおんぶに抱っこ状態なんですけど、今回は心を入れ替えて、自分たちから動き始めました」

オカリナ「ゆいPのやる気がすごいんですよ。最初の打ち合わせは私と2人だけだったんですけど、(作家さんがいないなかでも)ゆいPがグイグイ作業を進めていって。いつも悩んでしまうコント間の音楽も、もう決めちゃいましたからね」

ゆいP「オープニングVTRも毎回悩むんですけど、今回はスパンと決めました」

オカリナ「ゆいPが決めると話が進むんです」

ゆいP「となると、今までも私が作業を止めてたってこと?」

オカリナ「そういうことになるのかな」

ゆいP「こいつ、なんなんだー!(苦笑)」

――今回はどんな単独になりそうですか?

ゆいP「アニメをヒントに作ったコントを1本やる予定です。あと、芸歴10周年なので、私たちがNSCで出会ってから今に至るまでを時系列で、スクリーンやナレーション、エキストラを使ってコントにしようとは思ってます」

――2016年から再び単独ライブを定期的に行なっていますが、2年前に再開したのは、ネタ作りをサボっていたからという戒めの気持ちからでしょうか。

ゆいP「そうですね。2年間ネタ作りをサボっていたからか、勘はまだ取り戻せてないような気がします!(笑)今は半年ごとに単独ライブをやってるんですけど、それはそれでどうなんだろうと思い始めて。私たちはサボり癖があるので、単独ライブがないと新ネタを作らないんですけど、半年ごとだとネタの作り方を忘れちゃうんですよね。だから、月1回とかやってる新ネタのライブにも出られないかなと考えてるところです」

オカリナ「ネタ作りに関しては、3人だった頃から(注:~2010年までトリオで結成)ゆいPがネタでいっぱいいっぱいになっているところを見てきているので、作らない私にはなんとも言えないですけど……」

ゆいP「作る機会が多いと、感覚がつかめてくるんじゃないかなって思うんだよね。特に今は仕事のペースも安定してきているので、無理せずにやれるんじゃないかなって。とにかく変わらなきゃなと思っています」

――今後もネタを大切にしていきたいから、ですよね。

ゆいP「めちゃくちゃ大切にしたいです! 劇場の出番で毎回同じネタを観るのは嫌だろうなって思うし、自分たちも苦しいですから。……同期のニューヨークとか、本当にすごいですよね。ネタの本数もたくさんあって、クオリティも高い。やってて楽しいんだろうなって羨ましくなります」

オカリナ「ネタが楽しいって、やっぱりいいなって思うよね」

ゆいP「もちろん、ニューヨークはめちゃくちゃ努力してるからそうなってるんですけど、私たちも“ネタで笑わせるぜ!”って自信を持って言えるようになりたい。そんなネタを作れるように、今回はがんばりたいですね」

オカリナ「ゆいPが面白いと思ったコントしか残らない」

――コンビ結成10周年。正直、もう10年なのかという驚きのほうが強いです。

ゆいP「マジでそうなんですよ! 下積みが6年で、それ以降テレビに出られるようになったんですけど、時が過ぎるのは早いですよね。正直、10年ですって言いたくないです。だって、もうスベれない芸歴のような気がしませんか?」

――2010年までのルールで考えれば、『M-1グランプリ』に出場できるのは10年目となる今年が最後ですもんね。

ゆいP「そう思うと、私たちの10年はちょっと軽い気がしますね。私たち、ずっと劇場のTOP5をやらせてもらってますけど、それもなんだか申し訳ない気持ちのほうが強いというか。この評価が劇場だけではなく、総合でのものだったらいいんですけど、劇場トップの評価ってネタがメインじゃないですか。だから、私たちが入ってていいのかなとも思ったりして」

――随分とネガティブですね(笑)。コントが評価されて世に出たわけだから、もっと堂々としていてもいい気がします。

オカリナ「ですよね? うちらのコントなんて、ゆいPが2人いればもっと面白くなるだろうなと思うくらい、ゆいP自身が考えて面白くしてくれてるんです。なのに、なんで自信を持てないんだろうって不思議です」

――オカリナさんとしては、今回の単独にどんな展望を抱いてるんですか。

オカリナ「今後もやっていける、残せるコントが何本かできるといいなとは思います。正直なところ、今までの単独ライブでは1本ずつしか今後に残せるコントができなかったんです。時間を割いてやっても1本しか残らないと、半年間でその1本をいろんなところでやるしかなくて、自分たちも楽しくなくなるし、ウケなくなってしまう。最近はその繰り返しなので、今回は2本くらい、残せるコントができるといいですね」

ゆいP「本当にそうだね。自伝的コントは単独でしかできないですけど、今後に残せるコントは作りたいですね」

オカリナ「この10年でわかったのは、ゆいPが面白いと思って作ったコント以外は残らないということ。いくら作家さんが私たちらしさを出したコントを作ってくれたとしても、残らない。ゆいPが乗らないとできないので、そういうネタができるといいなと思うんです」

――自分たちらしさを出せるネタは結局、自分たちでしか生み出せない。

オカリナ「そうです、そうです。単独ライブって作家さんが作ってくれたコントをやることもありますけど、やっぱり自分たちがゲラゲラ笑えるものじゃないと残っていかないので」

ゆいP「本当にそう! ネタ番組にも出られるようないいコントを作り出したいです。そういう意味で、今回はやりたいコント案が1つあるので、それを思い通りにかたちにしていけたら。作家さんからも、やりたいことをやったほうがいいんじゃないってアドバイスももらいましたし。

今、オープンスペースの高橋さんとダンデムクイーンっていうコンビを組んでる黒蟻の修人さんが、この前遊んだとき“おかずは1本、何でもいいから好きなことをコントにしたほうがいいよ。何本できたとか、時間が埋まらないとかじゃなくて、1本だけ作ればいい。お前らなら、ほかは歌っていてもいいんだから”って言ってくれて。私は何本も作らなきゃっていう思いが強かったんですけど、その言葉を聞いて心が少し楽になりました」

――じゃあ、究極の1本が生まれたら?

ゆいP「最高です! そういうライブになるようにがんばります」

――では、最後にラフマガをご覧のみなさんに、改めて単独ライブの意気込みをお願いします!

オカリナ「おかずクラブのブレーンであるゆいPが……」

ゆいP「やめて! そういう言い方するの。恥ずかしいんだけど!(笑)」

オカリナ「いやいや、ブレーンでしょ」

ゆいP「本当にやめて!」

オカリナ「じゃあ……うちの“親分”が頑張って強気なネタを作るので、観に来ていただければ。この単独ライブでしか観られないコントを1本、必ずやります。あと、何かしらのお楽しみもあるので、当日まで楽しみにしていてください!」

オカリナ「『エリカとすみれ』以外のコントもあることを知っていただきたいので、ぜひチケットを買って来てくださ~~い!」

『おかずクラブ単独ライブ「西都市特命大使」』

日時:5月12日(日)16:15開場/16:30開演

会場:ヨシモト∞ホール

チケット:前売2,000円/当日2,300円/ 特別券2,500円

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