ガレッジセールが、6月17日(月)、東京・ルミネtheよしもとにて『ガレッジセール単独コントライブ2019~休肝日が作れない2人~』を開催します!

2015年に『ガレッジセール結成20周年単独ライブ ~波の上ビーチから始まった~』より、コンビ2人でのネタづくりを再開。2017年には、彼らが若手時代を過ごした渋谷でも単独ライブを行なったほか、2014年からは『おきなわ新喜劇』をスタートさせるなど、精力的にライブ活動に励んでいます。

昨年11月、今年1月、3月と3回にわたって開催した『ガレッジセールのちょっとしたライブ』で、今回の単独コントライブに向けた新ネタを披露するなど、じっくりと準備を進めてきた彼ら。

今回はそんなお2人に、単独ライブへ向けた意気込みを中心にコントへの思いを伺いました。

「自分たちの面白いものを」意識の変革に若手コンビの影響が!?

――今回の単独ライブに向けて、昨年11月から準備を行なっていたそうですね。

ゴリ「ほかの芸人さんは、1ヵ月半くらい前からネタを作り始めて稽古をするってよく聞きますけど、僕は怖がりなので半年くらい前からネタ作りを始めるんです。今回の単独ライブでは、3回の『ちょっとしたライブ』でやった新ネタ2本ずつ、計6本をおろしました。そのコントをブラッシュアップしながら新しい幕間のVTRを作り、最後にはすべてのネタとVTRがつながっているというオチに持っていきたいなと思って、ちょうど今、全体をつなげているところです」

――6月の単独ライブで披露するネタをお客さんに少しずつライブで見せるのは、面白い試みだなと感じました。これには、何か理由があったんですか?

ゴリ「いつもいいアドバイスをくれる舞台監督が、“お客さんの前でちょっとだけ新ネタをやって、反応を見ながら作っていくのはどうですか?”と言ってくれて。あと、実は昨年11月に単独をやろうとしてたんですけど、やりたかった劇場が人気すぎて押さえられなくて。楽しみにしてくれてるお客さんを1年以上も待たせるのは申し訳ないから、新ネタとトークっていうかたちのライブをやることにもしたというのも理由の1つですね」

川田「僕としては、相方がコントを作ってくれること自体、すごく楽しみなことなんです。しかも今までと今回で1番大きな違いは、“自分たちが本当に面白いと思うことをやりたい”って言ってくれたこと。ウケようがウケまいが面白いことをやろうって言ってくれたのが、初心に戻った感じがして嬉しいんですよね」

――ゴリさん、なぜ川田さんにそう伝えたんですか?

ゴリ「以前、NGK(なんばグランド花月)で開催されたコントのイベントで、大自然っていう若手コンビがやってたネタがぶっ飛んでたんですよ。“こんなネタやってて怖くないのかな”って思いながらも、ゲラゲラ笑っちゃって!(笑)そのとき、忘れてた気持ちがふわっと蘇ったんです。あぁ、俺らも若い頃はぶっ飛んだネタやってたな。お客さんに伝わらない沖縄の方言を2人だけで喋ってシーンとなったことが何度もあったな、って思い出して」

――若手の大自然の自由気ままなネタを見て、当時の自分たちを思い出したんですね。

ゴリ「いろんな経験を重ねると、ベタなやりとりで魅せる方程式っていうものがなんとなくわかってくるじゃないですか。で、安全なほうを選んでいたというか……。尖っていた部分を自分たちで勝手に丸くして、個性もないただのボールにしていた気がしたんです。だから、丸くなってしまったボールをこね直して、もう1回ガレッジセールっていうかたちを作り直したくて。そこで、今回は僕ららしさに、僕の良さ、川田の良さが生まれることを意識して、これなら僕がボケたほうがいいな、これなら川田がボケたほうがいいなと考えながら、1本ずつネタを作っていきました」

川田「他では見たことがないようなネタを作ってくれてますよ。今回のコントはすごく面白いはずです」

ゴリ「ただね、最初(新ネタをおろすとき)は本当に怖いんですよ。今までは“通用しなかったらどうしよう”と思ってしまって、丁寧に説明しすぎるところがあった。お客さんは身を委ねて面白さを探ってくれるのに、僕たちは怖さが勝ってしまっていたんですよね」

――今回は挑戦することを選ばれたということですか。

ゴリ「作り手としては、もちろん苦しさもあります。けど、いいものが生まれた瞬間、その苦しさが快感に変わる。あの感覚、たまらないですよね。うまくいったら、すぐ川田に報告するんです」

――共感してほしくて?

ゴリ「そうです。なのに、嫁が“髪切ったんだ”って言っても反応が薄い旦那みたいな感じで、川田がまったくリアクションしてくれないのは悲しいです。僕としては、もうちょっと褒めて欲しいんですけどね」

川田「ふふっ、知らねーよ!」

――(笑)「こういうネタをやりたい」と台本を手渡されたとき、川田さんはどう思われたんですか。

川田「嬉しかったですねぇ。来た!来た!って。でも、その気持ちは伝えずに“あぁ、そうか”って返しましたけど」

ゴリ「髪切ったって言ったら“似合ってるよ”って返して欲しいんだよ、嫁は! 旦那として、嫁を喜ばせる方法を知らないよなぁ」

――(ガレッジセールは)ゴリさんが嫁で、川田さんが旦那なんですか?(笑)

ゴリ「夫婦に例えるなら、そうでしょうね。川田は自由奔放で、僕は割と神経質に考えるタイプ。ネタが子育てだとしても(作り手である自分は)そうでしょうし。僕は“ですよね”より“だよね”のほうがいいかなとか、そういう細かいことを気にするくらい、めちゃくちゃ神経質なんですよ」

川田「確かに、台本は何回も書き換えますね」

ゴリ「稽古をすると、僕が思っていたものと違うなっていうところが出てくるんですよ。こうしたほうがいいなって思ったらその場で書き直すんですけど、川田に“ちょっと書き換えるから待ってて”って言って直し始めるとすぐ、“鍼に行ってきてもいい?”って……(ため息)。こっちは子育てしてるのに、“1時間後に帰ってきていい?”ってよく聞くよね」

川田「はははは!」

ゴリ「ダメ親父です、本当に!(笑)まぁ、僕はそうやって時間をかけて作るのが好きなんです。昔は楽をしたいと思ってたんですけど、作り込んだものを評価してもらえる喜びを味わっていくうちに、元々モノ作りが好きだったんだなっていうことに気づいたんです。もちろん、トーク番組とかで笑ってもらうのも嬉しいですよ。だけど、何ヶ月も考えて練りあげた作品を観てもらえる満足ってすごい。だからよかったです。“ネタ作りが本当は好きだった”ということに気づくことができて。だって僕は、2015年に20周年の単独ライブを開催するまでずっとネタから逃げてましたから」

いっぱい喜びたいならもっと頑張らなきゃいけない

――だけど、このステージにまた戻ってきました。

ゴリ「正直キツイところもあります。けど、お客さんが笑ってくれると頑張ってよかったなって思うんですよね。……僕、喜びの大きさって自分自身が作るものだと思うんですよ。楽をしたら少しの喜びしか得られないし、苦しんだ分だけ大きな喜びになる。だったら、いっぱい喜びたい今は、もっと頑張らなきゃ」

――2015年の単独ライブを機に、作家さんを入れず、お2人だけでのネタ作りを再開されたわけですが、あのとき、再挑戦してみてよかったですか?

ゴリ「うん、本当にやってよかったですね」

川田「20周年のとき、2人でやろうって言ってくれたのも嬉しかったんですけど、今回“自分たちが面白いと思うことをやろうよ”って言ってくれたのはもっと嬉しかった。さっき話したように、新ネタをぶつけるのは怖い。けど、終わったあとの気持ち良さは……もう最高です。最高の酒が呑めるんですよ」

ゴリ「新ネタを披露したあとって、確かになんとも言えない感覚になりますね。地味な酒なんですよ?『ちょっとしたライブ』なんて小さな箱でのイベントだから、居酒屋とかで打ち上げできない。だから、舞台監督の仕事場みたいな8畳くらいの部屋に15人くらい入って、コンビニで買ってきた酒を飲む。……それでも、めっちゃうまいんですよ」

川田「本当にそうだよね。ああいう気持ちを感じられる場面に何度も出会えるこの仕事に感謝したいというか、本当にありがたいことだなと思いますね」

――お2人はテレビ番組にも出続けていますが、2014年からスタートした『おきなわ新喜劇』や単独ライブなど、ここ数年舞台の活動が増えましたよね。

川田「僕はずっと舞台に出たいと思っていたので、今のほうが充実していると感じています。ルミネの通常公演でやってるネタも、同じものをやってきてると慣れちゃうので、新しいコントをやりたいっていう話を相方に相談しているところで。『おきなわ新喜劇』はもちろん、今回のルミネでできる単独も楽しみですし、やっぱり舞台が何よりも楽しい。うん、釣りよりも楽しいです」

ゴリ「絶対ウソだよ……」

川田「ホント! ホント!(笑)だから、これからもずっと舞台に出続けたいですね」

ゴリ「僕も『おきなわ新喜劇』の台本を何度も書き直したり、ネタを作ったり、映画の台本を書いたりしていくうちに、普段の生き方が変わってきました。ものの見方が変わるんですよね。例えば、目の前のインタビュアーさんはずっとかかとをあげたまま喋ってるなぁとか」

――あっ! 背が低いので、つま先しか床に届かなくて……(笑)。

ゴリ「ふははは! そういうことをネタにできないかなと常に考えを巡らせてるからか、(ネタを)生み出すスピードは速くなった気がします。さらに今回は、パソコンに向かっている時間がとにかく楽しいんですよ。川田がこう言ったとき、僕がこう言ったら……とか考えてると、自然と笑えてきて。ただ、発想が残酷になるというか、言葉が偏ってきたりもする。これ、お客さんは引くかなぁって考えたりもするんですけど、今回は気にせず、とにかく面白いことをやりきります」

川田「以前の僕らだったら、お客さんが引く可能性があるネタはやらなかったと思うんです。だから、面白いことやると決めている今回は、今までの単独とはまた違ったものになると思います」

ゴリ「本当にライブ当日が楽しみ。みなさんがおぉ!と喜んでくれる気がして、ワクワクしてます。早く観てもらいたいですね」

――では最後に、ラフマガ読者に向けて単独ライブへの意気込みをお願いします!

川田「今までにない攻めたコントをやる予定です。ぜひ観に来てください!」

ゴリ「単独ライブを観てくれたら、きっと僕らのことを好きになってもらえるはずです。誘われて来ちゃった人が、次も開催されたら行こうと思ってくれる内容。クラスのなかで気にしてなかった男の子なんだけど、喋ってみたら好きになってた……っていうパターンになるはずです。ぜひお越しください!」

『ガレッジセール単独コントライブ2019~休肝日が作れない2人~』

日時:6月17日(月) 19:00開場/19:30開演

会場:ルミネtheよしもと

チケット:前売3,500円

公式twitter:@gorikawa1995

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