『女芸人No.1決定戦 THE W 2020(以下、THE W)』(日本テレビ)への参戦が決まったゆりやんレトリィバァ。

NSCを首席で卒業した当時から注目を集め、変幻自在の演技力と独特の世界観から成るネタで活躍の幅を広げてきたゆりやん。2015年の『R-1ぐらんぷり(以下、R-1)』(関西テレビ・フジテレビ系列)では3位を獲得し、さらに2017年にスタートした『THE W』では初代チャンピオンに輝きました。最近では、ダイエットに励んだり、渡辺直美とともに『Rain On Me』の完コピを披露したりと、ネタ以外の分野でも注目を浴びています。

ラフマガでは、そんなゆりやんが、今回2年ぶりに『THE W』に戻ってくるとの情報をキャッチ。そこで、二度目の参戦の理由や賞レースにかける思いなど、本人にたっぷりと話を聞いてきました。

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ドラえもんのネタで優勝!その後増えたのは…

――『THE W 2020』への出場を決めたそうですね。昨年は出場されなかったわけですが、今年の参戦を決意した理由は?

深い理由もないんですけど(笑)。昨年、出場しなかったのはアメリカの『America’s Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント)』を始め、アメリカでの活動にチャレンジしたくて、賞レースとか関係なくやろうと思ったからで。

――ゆりやんさんは2017年の第1回のチャンピオンでした。優勝後は何か変わりましたか?

優勝後は仕事をいただいたりもあって、忙しくさせていただいた年でしたね。

あとは、最終決戦でドラえもんのネタをやらせてもらったんですけど、それがあって、お子さんから声をかけられることが多くなったのがいちばんの変化。単独ライブにお子さんが来てくれることが増えたり、営業先でお子さんから「ドラえもん、本物や!」と言われたり。本物ちゃうのに(笑)。というか、“ドラえもんのネタ”と言いつつ、ドラえもんの姿を借りて言いたいことを言っているだけなんで(笑)。

ただ、おそらくお子さん向けのネタを求めて来ていただいているのに、急に部屋の中で熱いシャワーを浴びるような、意味わからんネタばかりでいいんかなって感じでした。

――昨年は3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)さんが優勝しました。それはどんな形で見ていましたか?

それが見ていないんですよ。ライブでも録画でも見なかったんです。意識して見なかったわけではないんですけど、気が付いたら「あ、今日やったんや」ぐらいの感じで。

でも、3時のヒロインさんとは仲良くさせてもらってます。麻貴さんは大学も一緒で、サークルの先輩でもあるんです。ただ当時はお互い知らず、後で知ったことなんです。

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自分が面白いと思うネタを0から作る

――新型コロナウイルスの影響で、今年はまた少し雰囲気が違う大会になりそうですが、ゆりやんさん自身への影響はいかがでしょうか?

そもそもの舞台の数が減ってしまったことが大きいですね。あと、単独ライブも中止になってしまって。そういう機会が激減したことは影響あるかなと思います。そこでネタを披露して、お客さんの反応を見るということができないので。

――ネタ以外の活動も増えてきている気がしますが、“ネタは大事にしたい”っていうのは根幹にあるんですか?

それはありますね。ネタ、やっぱり楽しいんですよね。とくに舞台とかは、自分で考えて、“ココはこうしてみたい”とか演出みたいなこともできたり。自分1人で1時間半なりの時間を作り上げて、それを一緒に作ってくれるスタッフの方がいる。そのプロセスと終わった時の達成感はすごくあるなと。

0から1を生み出す作業が好きなんです。何もなかったところからできあがっていくと気持ちいい。それがもし失敗しても、それはそれで楽しいので。

――同大会では、2017年に優勝するも、翌年2018年は敗退という結果に。「自分がやりたいと思ったものがダメだった」ということですが、当時はどんな気持ちでしたか?

あの時、実は舞台がパッと明るくなって、“さぁネタがスタート”っていうその瞬間、一言目を言う前に“あ、もう今日あかんやん”って思ったんです。空気がそうだったのかよく分からないんですけど、とにかく“ダメや”と。なんなんですかね、超能力かもしれません(笑)。

結果、やってみたら誰も笑っていなくて。それでも“まぁ私が面白いと思ってるからいいや”と思って、やりきりました。

――軸にあるのは、やはり“自分が面白いものをやる”っていう気持ちなんですね。

うん、そうかもしれません。誰が出るとか、誰が気になるとかはなしで、“とにかく自分が面白いと思うことを楽しんでやること”を大切にしています。

悩み苦しんだ賞レースを経て、開眼した今

――ゆりやんさんにとって、賞レースというものはどんな存在なのでしょう?

芸人になってすぐの時に「ゆりやんはネタをやるタイプじゃない」と言われたことがあって。それに腹が立って、『R-1』で絶対優勝したいと思い……その年から4年連続で決勝に行かせてもらったんですけど、結構しんどかったんです。

もともと“NSC首席”という看板があって、ありがたいことに同期よりチャンスをもらった。でもその看板で一生行けるわけではなく、やっぱりちゃんと決勝に行って、“ネタをやってます”とアピールしなきゃあかんなと思って。それが2015年の『R-1』でした。結局、アカデミー賞のネタで決勝は行けたけど優勝はできなかった。

それによって“『R-1』ファイナリスト”という看板はできた。でも、次はやっぱり“『R-1』で優勝しなきゃ。チャンピオンと言いたい”と思って。そこから賞レースを意識して、単独ライブを月に1度とかやるように。それで2016年も決勝には行けたんだけど、やっぱり優勝できず。

2年連続でファイナリストにはなったけど、優勝はどうしても遠い。3回目の正直のような感じで、優勝できなかった次の日から2017年の『R-1』を目指してネタを考えていました。

――そこまで思いつめていたんですね。賞レースの重圧っていうのはやはりかなりのものなんですね。 

ちょうどそのころに、ブルゾンちえみちゃん(現:藤原史織)が出てきて。同じ年齢で面白くて、すごいなぁと。でも“次こそは優勝せな”ってピリピリしていました。毎日のように悪夢を見て、インフルエンザには絶対にかかりたくない(『R-1』の開催が2月)とピリピリしすぎて、咳した人のこと睨んで……。今考えると、追い込みすぎておかしくなっていた気がします。

でも結局、それでもまた優勝できなかった。その時の落ち込みはすごくて、“またこれ1年同じことをやらなあかんのか”と、その時に初めて舞台袖でずっと泣いてました。

――順風満帆なキャリアに見えていたゆりやんさんにも、そんな時期があったんですね。

ほんまにあの時期は辛かったです。ただその後、先輩に「人がどうこうよりも、自分が頑張ったら頑張っただけ仕事になるはず。人とか気にせずやったほうがいいよ」とアドバイスをもらったんです。それで確かにそうだなと。それまでは人のことばかり見て、キャリアに必死になって、“賞レースに命をかける”くらい追い込んで人のことまで睨んで……尋常じゃない。人と比べて“絶対、私の方が”と考えちゃう自分も嫌でした。

でも、ふと考えてみたらR兄さん(レイザーラモンRG)とか、(なかやま)きんに君さんとか、めっちゃ尊敬しているんですけど、ご自身が面白いということをずっと貫き通している人のネタってほんまに面白い。どんなときも折れない、ぶれない気持ちでやっているの、めっちゃ素敵やなと思った。

自分の夢と人の夢は違う。(賞レースで)勝つことだけが自分の夢を叶えることではない。そこでようやく“楽しくやろう”と思えました。2017年の『R-1』が終わってしばらくしてそう思い、“楽しい気持ちで挑もう”と参戦した『THE W』での優勝につながるんです。

――いい意味で肩の力が抜けたことが、優勝を呼び込んだわけですね。

そうですね。これまでだったら勝ちだけにこだわっていたから、優勝の翌年(2018年)は出なかったと思うんですけど、もっと肩の力を抜いて“楽しいこと思いついたんやったらやろう”という気持ちになれましたし。なんなら“それで優勝できたら1,000万円もらえるからラッキー”ぐらいの気持ちで。なので、今回もそんな気持ちなんですよね。

――なるほど。今回の意気込みの「楽しく」というのは、そんな経緯があったからこそなんですね。

そうなんです。私の経歴って「順風満帆ですね」とよく言われるんですけど、そりゃ確かに泥水すすってはない。でも自分なりに悩んだり、苦しんだりっていうのがありつつ、今こうして立っている感じなんです。

――では、最後にゆりやんさんにとって『THE W』とは?

そうですね……あんまりいい言葉じゃないかもしれないですけど、「1,000万もらえるかもしれない場所」です(笑)。欲しい。1,000万円、ほんまに欲しいです。

『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』

<優勝賞金> 
優勝者(ユニット)に1,000万円
※決勝は、日本テレビ系で12月に生放送予定

<大会審査日程>
1回戦
・動画審査

2回戦
・9月14日(月)、15日(火):大阪・梅田HEP HALL
・9月25日(金)~27日(日):東京・渋谷シダックスカルチャーホール

準決勝
・10月23日(金)、24日(土):東京・新宿ルミネ the よしもと(※2ネタ披露)

決勝
・12月に生放送予定

※予選方法・スケジュールが変更になる事もございますので、予めご了承ください。

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