およそ13年続いた“神保町花月”をリニューアルし、芸歴7年目以下の若手漫才師たちの活動拠点として、今年1月にオープンした東京・神保町よしもと漫才劇場。開業後ほどなくして始まった新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、しばらくは休業を余儀なくされたものの、現在は入場者数を制限し、さらにオンラインでも楽しめるライブを連日にわたり開催。若手芸人主催の企画ライブや合同ネタライブ、バトルライブなど、さまざまな公演を行なっています。

そんな背景のもと、今回ラフマガでは、トット(多田智佑、桑原雅人)の2人にインタビューを実施。劇場オープンの記者会見やこけら落とし公演にも登場し、その後も『ミックスライブ(バトルライブで1位になった若手芸人たちと先輩芸人によるネタライブ)』に出演するなど、神保町よしもと漫才劇場とは縁の深い2人。この新しい劇場の魅力や、注目の若手メンバーなどについて話を聞くとともに、今年4月に東京進出を果たしたトット自身の近況にも迫りました。

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ぼる塾・田辺が多田に片思い…?

――トットのお二人は、これまで神保町よしもと漫才劇場の『ミックスライブ』に6回出演されていますが、神保町の若手メンバーと共演してみていかがですか。

多田「普段まったく接点のない子たちと絡むのは、やっぱり新鮮で楽しいですね」

桑原「そうですね。ほんまに全然わからないんで、お互いに」

――そんな中、特に気になるメンバーは?

多田「やっぱり、ぼる塾(きりやはるか、あんり、田辺智加)ですかね。すでにテレビにも出て大活躍ですけど」

桑原「こけら落としのときから、もう噂になってましたからね。“ぼる塾っていう面白いトリオがおる”って」

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――実際に絡んでみて、どうでしたか?

多田「いや~、やっぱり面白いですねぇ」

桑原「実はね、この前(8月16日(日))の『ミックスライブ』で、田辺さんが多田ちゃんに恋してるってことが判明したんですよ」

多田「いや、違う違う違う!(笑)」

桑原「多田ちゃんの前では芸人じゃなく女子の顔になってましたからね。お得意の“まぁね~”が1回も出ないっていうね(笑)。なんかずっと照れていて……」

多田「“ちょっとやめてよ……”って(笑)。いやいや、その返しはおかしいやろっていう」

桑原「でも多田ちゃんは、尼神インターの誠子に恋してるんで……」

多田「してへんわ!」

桑原「ただ誠子のほうは多田ちゃんのこと、何とも思ってないみたいで。だから、ちょっと関係が入り組んできてるんですよ」

多田「なんで俺、田辺さんにも誠子にもフラれなあかんねん」

桑原「田辺さんにはフラれてへんやろ」

多田「いや、フラれたやん。言うてたやん、“私にはKAT-TUNの亀梨(和也)くんがいるんで”って」

桑原「あれは照れてはんねん。そら向こうからは、なかなか“好き”とは言いにくいよ」

多田「何をけしかけとんねん! でもほんまにね、ぼる塾はすごく優秀やと思います」

桑原「確かに。あと、令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)もすごいよね」

多田「そやな。ネタもちゃんとしてるし、2人とも上手やし。何て言うか、言葉でドライブ感を生んでいくのがすごくうまいなって。その上、MCもできるし」

桑原「令和ロマンってまだ3年目でしょ? 末恐ろしいな。ちょっとすごいですよ、あの2人は。神保町のメンバーの中でも頭ひとつ抜けている感じがする」

多田「あと、ネイチャーバーガー(三浦リョースケ、笹本はやて)も面白いですね」

桑原「うん。声がまたいいんですよね、ボケの笹本くんの」

多田「あと気になるのは、ラタタッタ(古谷敦宏、渡辺ポット)、世間知らズ(西田さおり、椎木ゆうた)。2組ともすごく上手な漫才をするなっていう印象です」

桑原「とにかくみんなうまいですね、本当に。しかもちゃんと面白いっていう」

劇場でウケる芸人はどこでもウケる

――お二人が若手だった頃と比べて、今の若手芸人の雰囲気に何か違いはありますか?

桑原「これは時代の変化やと思うんですけど、今の子たちのほうが和気あいあいとしてますよね。僕らが若手の頃はもっと怖かった。先輩、後輩も同期も関係なく、全員ピリピリしてましたから」

多田「今はもう、そういう緊張感は全然ないですもんね。というか、そもそもトガってる若手がいないから」

――逆にトガった若手がいない今の状況に、物足りなさを感じることは……?

多田「いや、さすがにそれは思わないです。僕自身、オラオラタイプでもないんで(笑)」

桑原「でも僕は、若手の頃めっちゃトガってたんですよ。でも今思うと……トガったところで何の得もなかったです(笑)。まあ、神保町の子たちも和気あいあいな中でも、ネタライブとかではしのぎを削っている感じなんやと思います」

多田「うん、緊張感はあると思うよ」

桑原「そう考えると神保町よしもと漫才劇場って、若手の劇場としてはすごく特殊な劇場だと思いますね。僕らが大阪のbase(よしもと)とか5up(よしもと)に出ていた頃は、笑い飯(西田幸治、哲夫)さんだったり千鳥(大悟、ノブ)さんだったり、そういう兄さんたちが一緒に出て、僕らにいろいろ教えてくれた。でも、この劇場は基本若手だけなので、これから先にすごく興味がありますね。この劇場ならではの、新しい何かが生まれたりすることもあるんかなと」

多田「なるほどな~」

桑原「とにかく次の段階としては、ここから誰かが頭角を現してくるんだと思います。今のぼる塾のように、さらに1、2組がバーンと売れたら、劇場全体が注目されるようになると思いますよ」

多田「大阪の(よしもと)漫才劇場でも、バンビーノ(藤田ユウキ、石山タオル)とか8.6秒バズーカー(はまやねん、タナカシングル)とかがブレイクしたときに、一気にお客さんが増えましたからね」

桑原「で、そうなると若手の芸人も頑張るわけですよ。スター目当てで初めて劇場に来てくれたお客さんに、“おもろいやん”って思ってもらえるように。“このお客さん、逃がさへんぞ”って。若手の劇場って、それの繰り返しなのかもしれないですね」

多田「ほんま、そうですよ。実際僕らがゲストで出たときも、ぼる塾を観に来られたお客さんがたくさんいらっしゃったみたいですし。だから本当に、あと何かひとつきっかけさえあれば、“神保町よしもと漫才劇場ってすごいらしいで!”ってなるんとちゃいますかね」

――ではそんな神保町のメンバーに、先輩のお二人からアドバイスを送るなら?

桑原「ネタはどんどん自由に作っていけばいいと思うんです。でも時間を守るとか、最低限のことはちゃんとしてほしいなって」

多田「誰が言うとんねん! 今日も出トチってたやないか(笑)」

桑原「(無視して)出トチるなんて、もってのほかですね。それはスタッフにもお客さんにも迷惑が掛かるんで、絶対にやってはいけない。お金をもらってるわけですから」

多田「その言葉、まんまお前に返すわ(笑)」

――多田さんからのアドバイスは?

多田「いやいや……何事も一生懸命やりなさい、というくらいですかね」

桑原「お父さんか(笑)」

多田「何が正解かなんて僕もわからないですもん。ネタにしてもいろいろ試して、そこから削いでいく作業やと思うし」

桑原「まあね……あ、でもひとつ確かなのは、劇場でウケる芸人はどこに行ってもウケる、ということですね」

テレビに出て「親を安心させたい」

――では、トット自身のお話を。今年の4月に活動の拠点を東京に移されたわけですが、その後すぐにコロナ禍となってしまって。お二人はステイホーム期間中、どのように過ごされていたのでしょうか。

桑原「僕はSNSでの発信だけでなく、ワインの勉強もしていました。ワインの資格をとるために勉強していて、この前1次の筆記試験に合格しまして。今は10月にある2次のテイスティングの試験に向けて、頑張っているところです」

多田「僕はですね、『オレンジデイズ』(TBS)を見直して、手話の勉強を……」

桑原「理由が浅すぎんねん(笑)」

多田「別にええがな! あと、折り紙を折ったりしてました。僕、鶴を折るのが得意で」

桑原「ものすごい小っちゃい鶴を折ったりできるんです。で、最近は普通の鶴じゃなくて……」

出典: @tottotada

多田「体育座りしてるような形の鶴を5体くらい間隔を空けて並べて、“ソーシャルディスタンス鶴”っていうタイトルでInstagramにあげたんです。そしたらニュースサイトで取り上げていただいて。そのあとの“バカンス鶴”まで」

桑原「多田ちゃんは自粛期間中、ニュースサイトに4回取り上げられてるんです」

多田「そうなんです。アインシュタインの稲田(直樹)とのリモート作曲活動も、ヘンダーソンの中村(フー)と配信で曲を出したやつも。だから、鶴2、曲2の計4回(笑)」

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――そして今ようやく、従来の活動が少しずつ再開してきているところだと思うんですが、これからの展望は?

桑原「僕ら、本当は単独ライブのツアーをやる予定で……ね?」

多田「うん。毎年東京・大阪でやらせてもらっていて、今年もやるはずやったんですよ」

桑原「今年は東京進出をきっかけに、東京の芸人さんや、芸人さん以外の人ともいろいろな企画を予定していて。だから早いうちにそれを実現させたいですね」

多田「あとは賞レースの時期になってきたので、もちろんそれに向けて……」

桑原「『M-1グランプリ』(以下、『M-1』)も頑張らんとあかんですね。今年は1回戦が無観客ということで、ちょっと不安もありますが」

桑原「あとはやっぱり、テレビには出たいなと思いますね」

多田「そうですね。せっかく東京に出てこさせてもらったんで、全国ネットの番組に出て、親を安心させてやりたいなというのはあります(笑)」

トットの長所は…?

――では、今のトットの一番の武器は?

多田「そうやなぁ……ルックスですかね(笑)」

桑原「自分で言う? この見た目の奴が“ルックスが武器です”って(笑)。僕は、これは武器とは言えないかもしれませんけど、“どんなときでも楽しくできる”っていうのは長所かなと思ってるんですよね」

多田「あと桑原はボイパ(ボイスパーカッション)という特技を持っていて、“器用さ”も武器なのかなと。ボイパに限らず、桑原が役に入り込んだときの演技力とかも僕らの漫才の強みやと思いますし」

桑原「確かに僕、入り込むタイプなんですよ。ネタ合わせしてたら変なスイッチが入って、役に入り込んだまま40分くらいしゃべったりすることもあるんで」

多田「そこまで役に入り込んでボケ続けるっていう芸人は、漫才師ではあんまりいないんじゃないかと思うんですよね」

桑原「……あっ、それともう1個、“多田ちゃんの無邪気さ”も武器に入れておいてください」

多田「(笑)」

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――では少し意地悪な質問ですが、トットの弱点は?

桑原「僕ら2人ともアウェーに弱いんですよ、気が小さいから。初めての現場とかに行くと委縮してしまって。基本、ホームではしゃぐタイプなんで」

多田「その通りやけど、むちゃくちゃ恥ずかしいわ!」

桑原「(笑)。だから、そのへんの強さは必要なんやろうなと。周りを見てても思いますもんね。売れる人って、やっぱりハートが強いなって」

――では最後に、メッセージをお願いします。

多田「まあこういうご時世なんでね、“劇場に来てください”とは言いにくいんですが、やっぱり生のライブ感というのは配信では伝わりきらないと思うので……」

桑原「そうですね。まずは気軽にオンラインで観ていただいて、お気に入りの芸人がいたら劇場にも足を運んでもらって。で、“生で観ると、こんなに面白いんだ”っていうふうに楽しんでいただけたら……」

多田「そうそう! そういうことです」

桑原「ほぼ俺がしゃべってるんやけど……」

多田「ありがとな(笑)」

神保町よしもと漫才劇場

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『トットーク』

日程:8月27日(木)19:00開場 19:30開演
会場:ルミネtheよしもと

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